阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

月下美人の二つ目の花も咲いた。

2022年07月04日 | 花・草・木・生き物

 

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金沢の街はモダンでレトロ                   14年前の今日 2008年7月4日「Shot日乗」に掲載

2022年07月04日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ

金沢城内にあった県庁や金沢大学の付属小中学校が移転した跡地に、「金沢21世紀美術館」が出来たそうです。

身内が高山の「飛騨高山美術館」とセットになった一泊バスツアーに参加しました。21世紀美術館のディスプレイの一つ。プールの中の部屋で撮影。



加賀友禅の模様の壁画。

金沢のお茶屋の2階では風鈴展が開かれていたそうです。

外に出ると昼下がりの金沢の街は猛烈に暑かったらしい。

私には「焼き鯖」と「鯖寿司」が嬉しい土産でした。

 ツアーに参加した彼女には金沢の地の血が流れていますが、それはいまや彼女にも遠い祖母の物語の一つでしかありません。

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江戸幕府瓦解の時に 徳川親藩の大名・旗本・御家人はどこで何をしていた?  ドラマ『篤姫』を見て思う。

2022年07月04日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ
2008年12月05日(金)「阿智胡地亭の非日乗」に掲載

「篤姫」というテレビの連続ドラマを一回目から見ている。こんなことは数十年ぶりだ。

原作も骨太なのだろうが、脚本も背骨が一本通っていて、枝葉のエピソードもまた面白い。

それにもまして素晴らしいのは[宮崎あおい]という女優さんの演技だ。こんな笑顔が出来る女優さんも滅多にいない

彼女が演じ造形した篤姫という人物像には毎回つい感情移入してしまう。

ドラマの主役である篤姫という薩摩出身の女性のことは、このテレビドラマでその存在を始めて知った。

史実をベースにしたフィクションとしての篤姫の一生は、どの場にあろうとも常に「他利」を考えた人生だった。

徳川家康が創始した、徳川一族を頂点に置いた武家による国家統治システムは1600年にスタートし、1866年にその幕を閉じた。

ドラマを見ていて面白く思ったのは、幕府統治の最終段階に関わった「ヒト」のことだ。

 篤姫は幕府と有力外様大名との融和を目的とした政略結婚で幕府のトップの一員となった。

和宮は同じく幕府と宮中の間の政略結婚で同じく幕府の一員になった。

大奥のトップである御台所の位置に親藩の大大名の姫君や御家人・旗本八万旗のお嬢さん方の姿はそこにはない。

 西郷隆盛と江戸城無血開城の談判に臨んだ幕府方の代表である勝海舟にしても、彼は旗本とは言え、

祖父・平蔵が御家人株を買って旗本になった元は百姓の家柄である。

勝海舟の曽祖父・銀一は越後の貧農の家に生まれた盲人であった。江戸へ出て高利貸し(盲人に許されていた)で成功し巨万の富を得検校の位を買い、米山検校を名乗った。

銀一の子・平蔵は、御家人株を入手して男谷家を興した。勝は男谷家の三男から旗本の勝家に養子に入った。

徳川将軍の幕府側最高スタッフにも、親藩の大大名や御家人・旗本八万旗の子息たちの優秀であるはずの跡継ぎが舞台へ登場してこない。

ちなみに京都市中を警護する目的で組織された「新撰組」にしても、幹部の近藤勇や土方歳三などは多摩地方の大百姓の息子たちであって

サムライの出ではない。(京都見廻組は旗本や御家人で組織された。)

つまり家康が磐石の体制を構築した徳川幕府も、その末期には本来の構成要員であった武家の名門一族たちは

脆弱化して良家のぼんぼんとお嬢さんばかりになってしまったように思える。

             隣国の老大国「清」が英国の策略に嵌められアヘン戦争で苦難の状況にあり、間もなく日本が欧米列強の餌食になりそうな

世界情勢にあることも彼らは感知も出来なかったようだ。

結局、徳川幕府の仕舞をつけたのは、上に挙げた人間たちと薩長土肥などの人間たちであって、幕府創業一族一門ではないヨソモノばかりだった。

営業でいろんな会社を訪ね、取引をしてもらった中に、歴史もあり世間では名門と言われる会社もあった。

その中には「社名と建物は昔と同じだろうけど中にいるヒトは全く違っているようだ」と思った会社がいくつかあった。

     創業に携わった一団がリタイヤーしたあとに参画した成員たちは、つい楽な方向に走っていき、時代が下るにつれ内部腐敗していく。

官庁も企業も中高や大学も、名門といっても確かに「名前と建物」は同じでも、中にいる人間はその当初の価値や行動を必ずしも受け継いではいない。

活字になった歴史的事実と呼ばれる史実も勿論尊重されなければならないが、このようなドラマ仕立ての史劇は、

ギリシャの時代から人間に共通する何かを示してくれるから面白いのだろう。

テレビドラマ「篤姫」の人間模様を楽しみながら、人間のやることに今と200年前とか2000年前とかの差はないなあ、とあらためて感じている。

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2022年07月04日 | SNS・既存メディアからの引用記事

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