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阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

霞ヶ浦から荷を担いで 通ってくるおじさん と 「どじょう豆腐」の話      茶話 7

2023年09月19日 | エッセイ

昭和51年のある日、勤め先の神田から流山市(千葉県)の社宅に帰ると、夕食に焼いたワカサギやゴリやハゼ、川エビの佃煮が出てきた。

  好物なのですぐに食べてみたら、とてもおいしい。  どこで買ったのと相方に聞くと、

 

今日自転車の荷台に箱を乗せた小父さんがやって来て、アパートの一軒一軒を回った。

味見をしてみたらおいしかったので買ってみた。ねえ、おいしいでしょうという。

 

小父さんにどこから来たのと聞いたら、霞ケ浦から来た。これからも買ってくれるなら時々寄るよと言ったので寄って下さいって頼んでおいたわよ。

 とても凄い茨城弁で言葉は半分くらいしかわからなかったけど、仲間が霞ケ浦で取った魚を自分で加工してそれを常磐線の駅毎に下りて行商していると言っていたわ。

小父さんはその後、ほぼ定期的に寄ってくれるようになり、スーパーで買うのとは違い捕ってすぐの加工なので、新鮮で化学調味料も使ってなく子供たちも喜んで食べた。

 

私の通勤最寄り駅の南柏から会社のアパートへ来るまでに、途中のお客さんに殆ど売れてしまい、残り物しかない日もあるので、

来客の手土産や神戸に帰省するときの土産にする時は、小父さんの自宅の電話番号を聞いておき、あれを300g、これを200gとか頼むようになった。

 顔を見て話すぶんにはなんとか理解出来るけど、電話で本物の茨城弁を聞き取るのはホント大変と言っていた。 

茨城県の言葉が東北弁のエリアに入るのはそれまで知らなかった。

 

ある日、帰宅すると子供達がバケツを覗き込んで騒いでいた。今日は小父さんが、生きたドジョウを持って来ていたのでアナタが柳川が好きだから

明日の休日の晩に柳川鍋をしようと思って買った、と言う。

 

突然、何かで読んだか聞いた料理法を思い出した。鍋に汁と豆腐とドジョウを一緒に入れて火にかけると、

まもなく熱くてたまらないドジョウがいっせいに豆腐に頭を突っ込んでどじょう豆腐が出来る。それがとてつもなくおいしいと。

翌日、相方はそんな料理法は聞いたことないと半信半疑だったが、強引なダンナに負けてトライしてくれた。

 

       台所は修羅場になった。ガスをつけてしばらくするとガタガタという大きな音がして蓋を押しのけて必死のドジョウ達が鍋から飛び出した。

コンロの上の鍋から落ちたドジョウが台所の床を這い回る。

子供達はキャアキャア言って逃げ回る。

そこら中水浸しで、鍋の中の豆腐はカタチがないほどグチャグチャだ。

 

 無言で冷ややかにこちらを見る相方の目を外し、必死でドジョウを捕まえた。

結局その晩はドジョウを捌いて、相方の当初レシピどうり柳川鍋に落ち着いたが食べおわったのは随分遅かった。

水浸しの床掃除は当然、自分以外誰もやってくれなかった。

 

 その騒ぎとは無関係に子供が飼ってみたいというので、ベランダで一匹だけ小さなバケツに別にしていたドジョウは、

1週間後、幼稚園児の長女がつかんで遊んでいた時、手からスルリと抜け出し、あっという間にアパートの四階から下へ落ちた。

あーっ、お父さん、ドジョウが落ちたヨという娘の声で4階から下へ一気に階段を駆け降りた。

ドジョウは芝生の上で何もなかったように動いていた。ドジョウを掴んで上がって来ると心配顔の娘達は大喜びだった。

 その後、このドジョウは餌をもらい丸々と太り、長くベランダのバケツに住み着いた。

 

  しかし相方は小父さんからドジョウを買うことは二度となかった。

10年くらい経って神戸に住むようになり、元町商店街の外れに泥鰌料理専門の小さな店をみつけ、二人で柳川鍋をつついた時

相方がアナタは時々とんでもない事をおもいつくからと当時を思い出して笑った。

そして、今思い出したけど、どじょう豆腐clickは たしか落語のネタのどれかにあったんじゃないと言った。

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「いつも飛んでるわけじゃないんだ…」海上に浮かぶアホウドリの群れ(動画)

2023年09月19日 | SNS・既存メディアからの引用記事

A Sea Of Albatross || ViralHog

海で見かけるアホウドリって、だいたい空を飛んでいるイメージが強いと思うのですが、海面に浮かんで休んでいるときだってあります。

それも群れ単位で。

海面を埋め尽くすアホウドリ、アホウドリ、アホウドリ。

波間の気流を捉えて、全く羽ばたかずに数千kmを飛行することが可能と言われるアホウドリですが、こんな風に海上に浮かんでいることもあるのですね。

漁船の近くでエサを狙っているとの意見もありました。引用元。

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09月18日に目に留まったSNS・メディアの記事

2023年09月19日 | SNS・既存メディアからの引用記事

いずれも画像をクリックすると本文全文に飛びます。

 

 

 

 

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東日本大震災が起こった後の [ 2011年08月19日(金)のブログ ] から    「阿智胡地亭の非日乗」が掲載したエントリー

2023年09月19日 | 東日本大震災ブログ
011年08月19日(金)
 
8/17福島県の子どもの声を政府に届けよう!院内集会
 

福島の子どもたちを代表して4人の小中学生が原子力保安院、文科省に意見を述べた。

Video streaming by Ustream
島の小中学生4人が上京し、県内で辛い生活を強いられている自分たちの生活について綴った手紙を、内閣府原子力災害対策本部と文部科学省の担当者に手渡し、

「どうしてこんな思いをしなくてはいけないのか」と訴えた。  主催したのは、子どもたちを放射能から守る福島ネットワークなど4団体。

原発事故の一番の被害者である福島の子どもたちの声を永田町に届けようと企画したもので、会場の衆院議員会館には、首都圏だけでなく、

京都や山口県などからも詰めかけ、子どもたちの声に耳を傾けた。  中学2年生の橋本伽耶さんは、「わたしは6月に転校をしてとても悲しい思いをしました。

友達も泣いて別れを惜しんでくれました。こんなふうにバラバラになっていくのは、わたしたちにとって耐え難く悲しいことです。

出て行った人も残った人もお互いのことが心配でたまりません。ですから、わたしたちが学校の友だちとみんなで安全な場所に避難できるよう、真剣に考えてください。

そして、わたしたちが避難している間に、森も山も川も田畑も、福島県全域を徹底的にきれいにする計画を立てて、実行してください。

わたしたちが将来安心して暮らせるよう、最大限の努力をしてください」と訴え、避難範囲を見直し、学校ごと集団疎開できるよう訴えた。 

子どもたちのストレートな問いに対し、政府の担当者は、「除染が期待されていると思うので頑張ります」と回答。子どもたちの悲しい思いはそういうことではない。

疎開についてはどう思うのかと指摘されると、マイクをたらい回しにし、10人出席した政府関係者は誰ひとり、きちんとした回答をしなかった。引用元はこちら

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東日本大震災・原発 / 今日の気になるネット情報 |
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今日読んだネット記事 8月19日版 その1
 
〇報道被害を受けた病院・医師の名誉回復の処方箋   こちら

〇掘って埋める、その前に (児玉教授の実活動の一環も報告されている)  こちら

〇アメリカ経済の現在位置  こちら

〇 神戸市民1人当たり借金66万2000円!  こちら
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今日読んだネット記事 8月19日版 その2
 
〇中国高速鉄道事故と福島第一原発事故に共通するもの(2)  こちら

〇原発がなくても電力は不足しない(外国と日本の情報格差)  こちら

〇健康や命より国が優先したもの 小出裕章(そもそも総研)  こちら

〇ヤマトは我なり  こちら
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同じ役所の中に規制側と推進側があっても問題ない。
 

保安院院長 歴代5人、エネ庁在籍
2011年8月19日 11時24分 東京新聞

電力会社にシンポジウムでの「やらせ」を頼むなど、原発の規制機関としてのあり方が問われている経済産業省原子力安全・保安院で、現職を含む歴代六人の院長の五人までが、

原発推進側の同省資源エネルギー庁に在籍経験があることが分かった。保安院は環境省の下に新設する「原子力安全庁」に統合される方向だが、

規制機関として独立性を保つには、人事面でも推進側の影響力を排除することがカギとなる。

 経産省の人事記録によると、十二日に就任した深野弘行院長は一九七九年に旧通産省に入省。エネ庁の課長を経て二〇〇〇年七月に保安院設立を担当する大臣官房参事官、

続いて〇一年一月の同院発足時に原子力などの安全政策を立案する企画調整課長になった。

 二年半後にはエネ庁に戻り原子力を含むエネルギー政策にかかわる総合政策課長となるなど推進側と規制側を行き来。

〇八年から一年間は保安院次長を務め、院長の前は保安院の原子力災害特別対策監と本省の商務流通審議官を兼務していた。

 寺坂信昭前院長も原子力発電部門を抱えるエネ庁電力・ガス事業部長を経験した。経産省の松永和夫前次官はエネ庁で石油部長や資源・燃料部長を歴任後、

いきなり保安院ナンバー2の次長になった。保安院長は深野氏で六代目だが、エネ庁在籍歴がないのは旧科学技術庁(現文部科学省)出身の一人だけだった。

 規制側と推進側の人事交流は保安院の独立性を損なうと批判されてきた。深野氏は十八日の就任会見で「私の経験から申し上げて、

同じ役所の中に規制側と推進側があることにより、安全規制をゆがめたことはなかったと思う」と、問題ないとの認識を示した。

 <原子力安全・保安院と資源エネルギー庁> 保安院は原発などエネルギー関連の安全規制を担う経産省の外局。資源エネルギー庁は、

エネルギーの安定的で効率的な供給を担い原発を推進する同省の外局。保安院は2001年の省庁再編で、旧通商産業省本省が担っていた原発の設置許可などの従来業務と、

旧科学技術庁の原子力安全行政の一部を統合して発足した。

(東京新聞)

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原子力村は国家の中のもう一つの国。
 

原子力発電に関するあらゆる業務に従事して、電気料金や国税から大きな年収を得ている人たちがいる。そのグループメンバーが住み着いている楼閣を総称して“原子力村”という。

日本国におけるそのメンバーは:

①・原子力行政を推進してきた経済産業省と傘下の原子力関連部局の公務員さんたち

・放射能取扱いを束ねてきた文部科学省の公務員さんたち

・原発差止め裁判を担ってきた最高裁以下の裁判所の公務員さんたち

・原発定期点検現場の作業員の労働条件を監督してきた厚生労働省の公務員さんたち

②電力会社と、原子力機器・建設で発注を受けるゼネコン、メーカーなど大手企業とその役員、社員、労働組合員たち。そしてその下に連なる膨大な数の下請け企業群。

③原子力発電技術と安全性を研究し、原子力技術者を育成する大学の教授や研究者たち(学術専門家と呼ばれる権威者?の方々)

④原子力発電所をわが選挙区に誘致する国会議員、市町村議員さんたち。彼らはまた電力会社の役員や組合から毎年、大きな政治献金を得ている。

⑤原子力発電の必要性、安全神話を国民に伝える新聞・テレビの役員、社員、労働組合員たち。その紙面に寄稿する評論家やテレビに出るコメンテーターたち。

こうしてメンバーを羅列してみると日本で最強の旦那衆軍団ということが自ずと浮かび上がってくる

 国民の誰もが電気を使用する限り、目下のところ、自分が住んでいる土地の電力会社と契約するしか選択の余地はない。

 自分は民間企業が自由に競争する資本主義国家日本のくにたみだ、と思っていたが、うっかりしている間に、社会主義国家のような独占企業体である電力会社を作る法律が出来ていた。

 この国家の中のもう一つの国家である原子力村がそう簡単に存在を縮小したり、ましてや姿を消すようなことにはならない、と見ていた方がいい。

ネット上には旦那衆に都合の悪い情報が相当数掲載され、多くの無名の一般人がそれらを知ることが出来るようになってはいるが、フツーの世間の人は宅配新聞とテレビから世間を見ている。

例えば読売新聞の最新の販売部数は(こちら)9,937,994部、朝日新聞は7,955,595部(こちら)。

(この数字は自己申告の数字なので押し紙分が相当部数入っていると見ないといけない。「押し紙」についてはこちら。)

これまで国家の中の国家である原子力村は、マスメデイアを使って大本営発表をやってきた。この方法はまだまだ有効で彼らは活用し続ける。

マスメデイアの活用の一例として、参考記事を紹介します。

参考ネット記事;

『「大本営発表」を続けるマスメディアの大罪』こちら

「市民の政治参加を望まないマスメデイア」こちら

2011年8月19日 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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日本のもう一つの大きな村、「リニア中央新幹線村」

☆原子力村は経済産業省が仕切っているが、国土交通省が作ってきた村もある。

原子力村と同じような「政官産学マスコミの五つの旦那衆」による強力ペンタゴンの共同体だ。

東京名古屋の新幹線利用客はここ5年ほど毎年減少している。

リニア新幹線が起案されたころは、日本の経済は上り坂一方で、新幹線の客はどの車輛も満員に近く、需要予測をすると輸送能力不足が見込まれた。予測をしたのは30年以上前の話だ。

着工から完成まで15年かかるのは、東京から名古屋まで地中深くトンネルを掘り続けるためだ。その間毎年土木業者には安定したトンネル掘削の仕事が保証される。

 さて、リニア新幹線の超速度は電気を使ってあの車体を磁力で浮かせ、電気で推力を与えることで実現する。一編成の電力消費量は膨大なものになるという。☆

一部引用・・

リニア中央新幹線は東海道新幹線の3倍といわれるエネルギーを必要とする。電力消費を抑制しようと、必死に節電に努めているこの日本で、

時速500キロで走行時の超電導リニアの想定消費電力は、1列車で約3・5万キロワットにもなるという。この新幹線が必要とするのは、原発数基分に匹敵するエネルギー量になる。

JR東海は自前の発電施設を持たないので、当然のことながらこの電力は、新潟県の柏崎刈羽原発や、静岡県の浜岡原発から送ることを目論んで進められてきたのである。

今や廃炉が決定的となった浜岡原発の復活論をバックアップするために、福島第一原発メルトダウン事故の直後にリニアのプロジェクトをぶちあげたのであれば、いっそう許し難いことである。
 
・・中略・・

 原発の新設・増設を前提に進められてきたという意味で、リニア中央新幹線は、深夜の原発電力で充電する電気自動車と同じ失敗の証明である。

こんな巨大な電力を浪費するプロジェクトを立ち上げるその無神経さにあきれる。

 この答申案に対して、国交省鉄道局が「パブリックコメント」、つまり意見を公募した結果が5月12日に報告されたが、リニア賛成16に対して、反対648となり、

こんなものはまったく不要であると、97%の圧倒的な国民がその建設に反対している。

 リニア関連予算があるというなら、それを今年度より即刻凍結し、その大金を東日本大震災の復興資金にあてるべきだ。福島第一原発の不幸な事故によって

、電気自動車とリニア中央新幹線の未来が閉じられたことを、メーカーと関係者は早く認識する必要がある。

全文はこちら

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