阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

東日本大震災が起こった翌年の [ 2012年01月05日(木)の阿智胡地亭の非日乗ブログ ] から

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2012年01月05日(木)
 
野党不在のお蔭でブレーキ不要の野田政権
 
日本政治の本当の危うさ
2011年12月31日 志村建世

 消費税問題と原発事故対応が大きなニュースになった年末だが、日本の政治は重大な暴走を始めているのではないか。天木直人氏のブログは、民主党政権下での「野党不在」の状況を鋭く指摘していた。民主党が野党でなくなったために、平和・安保の問題がブレーキを失ってフリーパス状態になっているというのだ。

 次期戦闘機F35の採用でも武器輸出3原則の見直しでも、自民政権下で提案されたら民主党は野党として徹底的に論争を挑んだに違いない。ところが今は与党としてそれらを推進する立場になり、自民政権でさえ簡単にはできなかったような踏み込みを始めている。自民勢力はもともとチェックするつもりはないし、議論するとしても解散総選挙の理由づけにするだけだろう。

 経済の建て直しと原発をどうするかが日本の重要課題であるのはわかっているが、いずれも日本の国内問題に属する。世界に対して日本がどういう立場でどんな進路を取るかは、日本の憲法をどうするかという問題にかかわってくる。その議論を避けたままで、既成事実の積み上げで日本の針路を変えて行くのを、ただ傍観していたら危険ではないか。

 不幸にして今の日本の政治では、その対立軸が見えなくなっているのだ。天木氏は「憲法9条が泣いている」と、やや情緒的なタイトルをつけているのだが、これは情緒ではなくて国の基本の問題になる。子孫にどんな国を残すかということではないか。

 反原発は、反戦・平和の運動とも連動しているが、来年の原発ゼロ実現とともに、平和と憲法9条の問題を、改めて広く国民の課題にしなければならないと思った。今の政党では影が薄れているが、国民は忘れてはいない。憲法9条を次の総選挙では政党の公約第1項にさせよう。

引用元はこちら
 
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オタガイサマー
 
一部引用・・
 日本に一時帰国した時、ぼくはなにかわかった気がした。
電車の中で押し黙る人たち。いつも互いにペコペコとお辞儀をしている。どうして眉間にシワが寄るのか?それにしてもなぜ小声なのだろう?バブル時代の日本ですらそうだった。そんな東京の暗さかげんにくらくらした。

ふだん意識せずとも、人に迷惑をかけないよう生きるにはそれなりにストレスが貯まる。ゆえに他人からの迷惑にも敏感で、ストレスを感じやすい。こっちだって我慢してるんだからそっちも我慢しろと。

どちらがより我慢できるか?
それを「おとな度」と呼び、度数の低い人を「子供」と呼ぶ。

たしかに周囲を見渡しても、ストレスがたまりやすいひとは「体裁」をより重んじるひとである。言ってることは「正論」だし、まあそれはわかるんだけど、やたら人の目を気にして暮らす。そしてこの人達のストレスこそが、世間をモンスター化しているのだとぼくは思う。ストレスは他人のストレスを誘発しメンタルにも支障をきたすが、その根源が「他人に迷惑をかけないようにする行ない」だとすれば、なんと皮肉なことだろう。

全文はこちら
 
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低線量被ばくとICRPの「政治的な判断」 動画
 
低線量被ばく_ICRPが「政治的な判断」でリスクを減らす
 
NHK総合 追跡!真相ファイル 夜10時55分~11時23分 12月28日(水)低線量被ばく 揺らぐ国際基準(仮)“生涯100ミリシー​ベルトとされる被ばくの基準で、本当に健康への影響はないのか?​”
福島をはじめ、全国の人々が現実に直面している放射能の脅威。​国は「直ちに体への影響はない」と繰り返すばかりだ。その拠り所​としているのが、ICRP(=国際放射線防護委員会)の勧告。広​島・長崎の被爆者の調査データをベースに作られ、事実上の国際的​な安全基準となっている。しかし関係者に取材を進めると、198​0年代後半、ICRPが「政治的な判断」で、被ばくでガンになる​リスクを実際の半分に減らしていた事実が浮かびあがってきた。当​時ICRPには、原子力産業やそれを監督する各国の政府機関から​、強い反発が寄せられていたのだ。そしていま、世界...
 
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今年も半澤健市さんが元旦の新聞を読み比べた
 
☆「彼は昔の彼ならず」、という言葉がある。会社も新聞も名前や本社の住所や建屋は同じでも、年月の経過とともに中身は変わっていく事が多い。勿論、なかには伝統を引き継いで初心を忘れない集団、組織もあるが・・。

また「文は体を表す」とも言う。新聞社がそれぞれ誰を見て新聞を発行しているのか、どういう位置に立っているかは、同じ状況のもとで発行される同日付の新聞を読めば鮮明に表れる。

長く私淑している“半澤健市”さんが、今年も6紙を読んでくれた。
彼の眼(まなこ)の鋭さは金融現場を歩いてきた人のものだ。
 通読をおすすめします。

「無責任の体系」は死なず
―2012年元旦6紙を読んで―

半澤健市 (元金融機関勤務) 

一部引用・・    

 元旦の全国紙6紙(朝日、毎日、日本経済、産経、東京、読売)を読むのは3年目である。2012年1月1日の、本紙と別刷のうち、本紙を中心に読んだ。原発問題を軸にしながら民主主義、財政危機などを頭において読み進めた。文中敬称略。

全文はこちら
 
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判決の根拠が「証拠」ではなく「常識」になった日本の裁判
 
常識に照らして有罪?

2011年12月29日 1

猪野亨

 水戸地方裁判所は、2011年12月23日、設楽啓一被告に対し、懲役20年の判決を下しました。

 しかし、報道でも見られるように、有罪の根拠が何と「常識に照らし」だそうです。 

 通常は、「常識」ではなく、「証拠」を前提にした推論等により結論を導くわけですが、「常識」の一言で片付けられてしまうのは、もはや「感覚」による裁判、「直感」による裁判と何ら変わらなくなってしまいます。

 毎日新聞の記事でも、以下のように指摘しています。

 「判決では、検察側の主張を全面的に認める一方で、弁護側の指摘については「考えがたい」と説明するのみで、最高裁基準を厳密に検討した形跡は見られない。裁判員が争点を理解しやすいように配慮した異例の2段階審理で進められ、注目された判決だけに、裁判所には間接証拠に基づく判断についてより厳密で丁寧な説明が求められる。」

 間接証拠に基づく裁判においては、判決文も緻密さこそ求められるのであって、評議が終了した後のわずかな時間で作成できるものでありません。
 判決は、結論というよりは、結論を導いた根拠、理由こそが重要です。その結論の正当性を示すものだからです。
 理由が粗雑が意味するのは、もはや理性としての裁判ではないということです。

引用元はこちら

参考:毎日新聞

石岡の選挙事務所突入:懲役20年判決(その1) 殺意と犯人性「常識に照らし」認定 /茨城

 ◇被告主張、完全に否定 弁護側は控訴へ
 「懲役20年に処する」。殺人罪などに問われ、捜査段階から一貫して無罪を主張してきた元指定暴力団山口組系組員、設楽啓一被告(44)に対し、水戸地裁(根本渉裁判長)の裁判員裁判が下した判断は、有罪だった。先月17日の選任から36日。異例の長期間審理の末に結論を出した裁判員は、一様にほっとした笑顔を見せた。一方、弁護側は厳しい表情で「控訴することになる」と語った。【酒井雅浩、佐久間一輝】

 公判は▽犯人か否か▽殺意の有無--を巡り、争点ごとに論告・弁論・評議を行う2段階審理で進められた。犯人性を巡っては5日に結審したが評議結果は公表されず、根本裁判長の第一声に注目が集まった。

 犯人性と殺意の有無について、判決はいずれも「常識に照らして間違いなく認められるという結論に達した」と指摘。設楽被告や弁護側が保冷車から見つかった指紋を「捏造(ねつぞう)」と主張したことに対しては「現実的根拠を欠く」と指摘。証人の信用性に疑問を示した主張についても「互いに合致しており信用性は高い」などと、ことごとく否定した。
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金子勝さんのブログからの発信は見過ごせない
 
一部引用・・

まるで不良債権問題そっくりです 

――私の原子力日記その4(1/2)――

12月22日の原子力委員会の新大綱策定会議は、私にとって4回目の会議でした。

会議資料のURLは、以下です。

http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/sakutei/siryo/sakutei10/index.htm


最初に、東京電力と資源エネルギー庁から、福島第一原発事故に対する新たな事故処理の中長期ロードマップの説明がありました。例の最大40年というものです。

私は、つぎのような疑問を出しました。

(1)10年で溶けた燃料を取り出すとされているが、確たる根拠はあるのか。

スリーマイルと違って、格納容器にひび割れか配管が壊れるか、格納容器に損傷が起きて放射能が漏れています。水を注入しないと核燃料を冷却状態にできませんが、そうすると、建屋内は高い放射線量になるというジレンマを抱えています。

(2)もし10年でメドが立たないと、見直すこともありうるのか。たとえば、石棺方式に変えるとかの選択もありうるのか。

(3)事故処理費用は当面1兆円あるいは1兆3千億円とも言われ、原子力委員会の原発コスト計算では1兆円を前提として計算されていますが、それはこの工程表のどこまでをカバーしているか。もし不足するのなら、今年度末に単体で5000億円を超える赤字を出すと報じられている東電はどのようにして資金を調達するつもりなのか。

仮に、事故費用が40年間で1兆3千億円だとすると、割引率を無視しても、年平均300億円です。そんな低い費用で済むとは考えられません。これで計算した原発コストに基づいて、エネルギー基本計画の前提としていいのでしょうか。

 (1)と(2)の疑問に対しては、理想的なケースで努力目標であり、見直しもありうるという趣旨の回答がありました。つまり、根拠が曖昧だということです。

全文はこちら
 
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