2023年1月25日 6時00分 「宮司の七つ道具」が入ったかばんから道具を取り出す宮坂清宮司
諏訪湖面に張った氷がせり上がる御神渡り(御渡り)の判定と神事を行う八剱神社(諏訪市小和田)の宮坂清宮司(72)は、湖面観察に必要な道具の入ったかばんを持って観察に訪れている。
妻が20年ほど前に作ったものといい、「便利で助かってるよ」と笑顔を見せた。
かばんは紺色とチェック柄の布で作られ、首から下げられるように取っ手が付いている。
縦30センチほどの大きさで、側面に三つ、中に一つの収納スペースがある。入れるものは水温と気温を測る「温度計」、温度などを記録する「メモ帳」、
氷の厚さを測る「物差し」、神社の「お守り」、御神渡りの記録が載った「資料」、手元を照らす「ライト」。
宮坂宮司は「宮司の七つ道具」と呼んで親しみを持っている。
道具をまとめて持っていくためにかばんを使い始めたという宮坂宮司。改良を続けて、今はすべての道具とかばんがひもでつながっていることが気に入っているという。
「寒さで手がかじかんでも落とす心配がなく、探さなくていい。安心して観察できる」と話した。
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