阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

「2019イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を板橋区立美術館に観に行った。 その2

2019年07月25日 | 東京あちこち

会場に展示されている原画の多さには驚いた。実に多様な絵があって絵本の原画だけに全て具象画だった。人の想像力と表現力は無限だなと思った。

それと外国の絵本も実物を手に取れたが、堅牢な製本でち密な絵のものも多く大人向けとか子供向けというような区別を作家はしていないのだなと感じた。

欧州各国は勿論、南北アメリカ、 中国、台湾、韓国の絵本画家の展示はあったけど、インドの作家のものが一つもなくインドの絵本事情が気になった。
この絵本コンクールが始まったイタリアのボローニャをこの6月に単独旅行で訪ねたH.Tnkさんの抜粋アルバム
このあと例年通り、この催しは西宮市の「大谷美術館」に移る。

美術館を出た後、池袋まで戻りMさん行きつけの居酒屋「ふくろ」の2階へ。阿智胡地亭も三回目の訪問だ。
安くておいしい店は高貴高齢者でいつものように賑わっていたが、夕暮れ時とあっておば様方の集まりも散見された。
この後半戦があっての美術館巡りかもしれない(笑)。


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「1940東京オリムピック」  古川ロッパの唄と 1940年(昭和15年)のポスターと写真  昭和15年は紀元2600年だった。

2019年07月25日 | びっくり画像・映像

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「2019イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を板橋区立美術館に観に行った。 その1

2019年07月24日 | 東京あちこち

20数年前に西宮市の大谷美術館で「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を観て以来の原画展だった。

3人会のメンバーは東武東上線の成増駅で落ち合った。

昭和50年代の初めごろ、成増にいた従兄一家を南柏の社宅アパートから一家四人で訪ねて以来の成増だった。池袋で東武東上線の電車に乗った。

両国でなじみの立ち食いそば屋「文殊」が成増駅の構内にもあった。

駅から高島平団地行のバスに乗って「板橋区立美術館」で降りた。区立美術館としては23区の中でここが最初に作られたとのこと。

三人会の一人H.Tnkさんはつい先日ボローニャをたずねたばかりだ。板橋区とボローニャが姉妹都市と知って驚いていた。

クリック⇒イタリア一人旅行中の友人から第2報 「今ボローニャにいます」

 

 

 

 

 

 

 

 

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ビリヤニを食べたくて錦糸町の「ムンバイ」へ行った。

2019年07月23日 | 食べる飲む

友人と錦糸町のインド料理店でビリヤニを食べたらおいしかったそうなので、その店「ムンバイ」へ二人で行った。ビリヤニがメニューにあるインド料理店は意外に少ないのだ。

ブログを見るとビリヤニを食べたのは神戸以来7年ぶりになった。インディカ米で作るビリヤニはインドの炊き込みご飯で阿智胡地亭は時々食べたくなる。

この店の普通のメニューなのでまた時々来ようと思った。

ちょい飲みセット990円というのがあったので頼んだ。このプレートに生ビールがついていた。エビもタンドリチキンも旨かった。

二人のオーダーの定番、サモサも旨かった。

2012年10月16日掲載 南インドの炊き込みご飯@インダスレイ        (ウォーキング&ダイニング シリーズ 22)

先日久しぶりに行った西宮の「デリーキッチン」のメニューから“ビリヤニ”が消えていた。無いとなると食べたくなる。ネットで『ビリヤニ 神戸』で検索すると「インダスレイ」という店が出てきた。西元町にあって最近、姫路から神戸に移転してきた店らしい。ビリヤニは土曜と日曜限定のメニューとある。確かに炊き込みご飯だから事前に準備しておかないといけないのだろう。店を探して辿り着くと本当に小商いの、食堂のような店だった。店は「南インド家庭料理」と表に出ている。確かに南インド人の体型をしている奥さんにビリヤニを頼んだ。コックの旦那もづんぐりした同じ体型だ。インド人も大きく分けると、北のアーリア系民族と南のドラビダ系民族は別の体型をしている。出てきた料理を見ると米は当然ながらインディカ米だったので安心した。よく成長したコリアンダー(シャンツアイ)が載っている。真ん中に骨付きチキンが埋まっているこのビリヤニは全くインドの味で、スパイスの組み合わせの深みと旨みに二人して肯きながら、しばし無言で堪能した。この味にすっかりはまったので間違いなくリピーターになって、再訪することになりそうだ。

インド料理を食べると必ずジントニックを頼むのが習いになってしまった。よく合うのだ。




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永井荷風の日記「断腸亭日乗」の1941年6月15日に荷風が書いた日本人像

2019年07月23日 | ゲストルーム

永井荷風は彼の日記「断腸亭日乗」にこう書いた。

「元来日本人には理想なく強きものに従ひその日その日を気楽に送ることを第一になすなり」

これを書いた五か月後、つまり真珠湾攻撃の一か月前、

「美名の下に不義を行ふや今や天下の通弊になれり」とも書きつけている。

通弊: 一般に共通してみられる弊害

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「冗談音楽の怪人・三木鶏郎」ラジオとCMソングの戦後史 小学校下級生時代に毎週聞いていた番組を作っていた男とその時代を描いた本を読んだ。

2019年07月22日 | 乱読は楽しい

昭和20年代のまだラジオ局がNHK しかなかった時代に「日曜娯楽版」という番組があり、毎回父親が特に時事コントを面白がって聞いていたので阿智胡地亭も自然に聞くようになった。

その中に「もしもしアノネノネ、間もなく始まる冗談音楽」というコーナーがあった。今もよく覚えている。その番組には、子供ながらに鋭い風刺があることが何となくわかったが、テレビのない時代にテンポのいい音楽が耳に心地良かった。その番組を作った三木鶏郎は一世を風靡したが、早くにメディアから姿を消した。

好きでずっとフオローしてきた野坂昭如が、トリローの事務所の幹部だったことも知ってますます三木鶏郎のことをもっと知りたかったが、適当な書物がなかった。

そこに泉麻人さんがこの本を書いた。泉さんは現在タウン誌の「銀座百点」に連載ページを持っている多彩なライターだ。

本のサイトからの内容紹介  

トリローと呼ばれた男は、たった一代で日本のポップ・カルチャーを築いた! 戦後最大のラジオスターとして諷刺コントの数々で政治家たちを激怒させ、日本最初のCMソングを作って以後幾多のヒット曲を生み、TV番組制作や広告コピーや商品のネーミングなどマスコミ界に君臨、さらには永六輔、野坂昭如など才人を輩出しながらも、糖尿病と〈ある事件〉で早くに一線を退いた傑物トリロー、初の評伝。

内容(「BOOK」データベースより)

トリロー以前には何もなかった―。終戦直後にNHKへ歌とコントを持ち込み、「ヘタクソな演奏だが、アイデアは抜群」と評されて採用、やがて始まったラジオ『日曜娯楽版』を“戦後の自由”が横溢する伝説的お化け番組にする。経済成長と共に、CMやTV製作などさらに活動の場を広げていくが…。名のみ高く、実像が知られていなかった謎の傑物、初の評伝!

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◎著者の地道な努力のいる調査によって自分の長年の疑問がかなり晴れた。神戸市の東灘区で育った野坂昭如は三木鶏郎と深い付き合いがあって野坂昭如になったのだ。

また、この本に登場する人物の幅の広さに驚く。三木鶏郎という人の人と付き合う力と活動の場の広さもあるのだろう。

中村メイコ、楠トシエ、丹下キヨ子、三木のり平、フランキー堺、左とん平、なべおさみ、逗子とんぼ、植木等、桜井センリ、弘田三枝子などなど枚挙にいとまがない。

またこの本には米軍占領時代のNHKの米軍に管理された番組制作の歴史にも詳しく、一つの現代史になっている。

 例えばこんな進駐軍(占領軍のことを日本人はこう表記した)の検閲のエピソードもあったそうだ。

「お蔵入りコント:マッカーサー元帥が厚木基地におりたって早々に発言した“日本人はまだ12歳の子供である”というフレーズと、50年の朝鮮戦争勃発前の年頭の辞「日本人は

再軍備すべき」の文句との矛盾を突いたネタ。

  マッカーサー「日本人はまだ「12歳の子供である」

  日本人一同「恐れ入ります」

  マッカーサー「日本人は再軍備しなければならない」

  別の声「へえ、子供の兵隊ってのははじめてだね」



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空を泳ぐクラゲの下でよさこい踊りに熱中する子供たち

2019年07月21日 | 船橋社中

船橋社中の社主さんから画像付きのメールを頂きました。

船橋市のある団地の「夕涼み会」は青空のもと「団地の絆」という地域活性化のグループの主催で開催されました。今年は2年目だそうです。

団地の小学校は、一年1クラスしかないそうですが、近くの学校の子供達も、集まって、かき氷、ヨーヨ釣り、其の他出店が、出て子供祭りだったそうです。

[子供達は元気いっぱいよさこいを踊っていました。]

 

     

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墨東病院の定期健康診断を受けてから新宿西口へ

2019年07月21日 | 東京あちこち

7月初旬、2カ月に一度の定期検診に行きました。

病院へはカッパ像がある錦糸堀公園のところを曲がる。

診察結果は糖尿病検査数値がグレーゾーンに戻っていて注意を受けた以外は、肝臓も血管系も腎臓も検査数値に問題なし。

病院を出たあと錦糸町駅のOSLOで遅いモーニング。

そのあと新宿に向った。

新宿駅西口

 

 

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「平安ガールフレンズ」を読んでニヤリニヤリが止まらない。1000年前のリア充やモテや才能の女性たちと酒井順子は友達になった!

2019年07月20日 | 乱読は楽しい

このところあいかたとの間で「酒井順子」さんブームが起こっている。もちろん「向田邦子」さん好きは今も変わらないが、向田さんに負けず劣らず酒井さんのウィットとキレのある文章は

コンテンツがまさに今の時代を描いているだけにまた面白く読める。

この本では彼女は清少納言、紫式部、藤原道綱母、菅原孝標女、和泉式部という1000年前に生きていた女性たちの事を、まるでスタバで友人の噂話をしているように書いている。

文中にもあるが1000年前のスグレモノたちと今こうして交流できるってほんにありがたい国に自分はすんでいるものだ。

それにしても、さ行変格活用のあの動詞をここまでなにげにフツーにさらっと使いこなす作家は空前絶後だろうと思った(笑)。

 

平安ガールフレンズ

 

 

発売日:2019年05月27日

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出版社のサイトから・・

ジットリ紫式部先輩にも、 パリピな清少納言姉さんにも、共感の嵐!

「人が眉毛を抜くときの顔ってなんともいえないよね」と日常を切り取る天才だった清少納言は、歌道の家に生まれ、「私はあえて歌なんか詠まない」と宣言し、随筆で結果を残したロックな女だった――。
 『枕草子』の清少納言、『紫式部日記』の紫式部、『和泉式部日記』の和泉式部、『蜻蛉日記』の藤原道綱母、『更級日記』の菅原孝標女。今から1000年以上前に生きた女性たちは、一体どんな悩みを抱え、どのような恋愛をし、いかなる人生を送ったのだろう? 日記や随筆などの作品を読み解けば、彼女たちの性格が手にとるように見えてくる!

【誰とガールズトークしてみたい?】
「あるある」の元祖、女子に人気のリア充 清少納言
ねっとり濃厚な性質、内に秘めるタイプ 紫式部
負けず嫌いな“出家してやる詐欺”美女 藤原道綱母
平安の“中二病”夢みる物語オタク 菅原孝標女
モテと才能に恵まれるも、なぜか不幸体質 和泉式部
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若者よ、選挙に行くな

2019年07月20日 | ゲストルーム

若者よ、選挙に行くな

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【動画あり】安倍総理が吉本新喜劇出演!?SP付きの舞台に観客ざわつく

2019年07月20日 | ゲストルーム


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羽を広げて飛びたつ瞬間のアオサギ     船橋桃源郷にて

2019年07月19日 | 船橋社中
飛び立つ準備の姿勢のアオサギ
 船橋社中の社主さんからアオサギの素敵な画像を頂きました。⇒「たまたま羽を広げた瞬間を500ミリで撮りました」
 
◎このような大型の鳥を郊外の川辺などで見かけることが最近多くなりました。水が綺麗になって、餌になる小魚が増えてきたのでしょう
 
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
 
 
分布
繁殖地:黄緑、青:越冬地、緑:周年生息地

アオサギは本州や四国では留鳥ですが、北海道と九州では渡り鳥になります。

日本のアオサギの亜種は、夏季に北海道で繁殖し(夏鳥)、冬季に九州以南に越冬のため飛来する(冬鳥)渡り鳥です。しかし本州、四国では周年生息するので留鳥になります。

アオサギは、アフリカ大陸、ユーラシア大陸、イギリス、インドネシア西部、日本、フィリピン北部、マダガスカルに分布している。
夏季にユーラシア大陸中緯度地方で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸中部、東南アジアなどへ南下し越冬する。アフリカ大陸南部やユーラシア大陸南部などでは周年生息する。

日本では亜種アオサギが夏季に北海道で繁殖し(夏鳥)、冬季に九州以南に越冬のため飛来する(冬鳥)。本州、四国では周年生息する(留鳥)。

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知事が「非国民」と非難される「気味悪さ」   毎日新聞

2019年07月19日 | SNS・既存メディアからの引用記事

一部引用・・秋田県の佐竹敬久(のりひさ)知事が「非国民」と非難されている。政府が秋田市に設置しようとしている陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」をめぐる防衛省のずさんな調査を批判したためだ。国の意向に異を唱えると非国民と呼ばれたのは戦前・戦中の話。その気味悪さは、与野党激突の構図となっている参院選秋田選挙区の情勢にも影響するのだろうか。【秋田支局/森口沙織・川口峻、統合デジタル取材センター/江畑佳明】


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弓道部の先輩から句集「山懐」を頂いた。 

2019年07月18日 | 神弓会

学生時代の弓道部の先輩が、会社を退職後俳句の集まりに参加されて、作句を楽しまれています。

このほど先輩は句集を出されました。阿智胡地亭もその句集「山懐」を頂きました。

お礼のメールを入れました。

⇒「新谷さん
 
先日Oさんから頂いたメールで新谷さんが句集を出され出版のお祝いも
あったことを知りましたが、昨日句集を頂戴いたしました。
 
ありがとうございます。
 
 句をいくつか味わってから、退職後に俳句を始められたと知り驚きました。
ご自分の持つ資質にあった世界を見つけられ、その世界に研鑽され
高い境地で作句を楽しんでおられるんですね。
 
向けられる目は自然の移り変わりだけではなく、人の行いや社会を見る目の句も多く
まさに現役時代からの新谷さんのお姿や心映えをも写しているのではないかと。
 
   日本とはと問いなほされる菜の花忌
   フクシマや見る人のなき花辛夷
 
また気持ちの広さ余裕というかそこはかはとないユーモアが
 
    赤の色褒められ今もこのセーター
    挑む目の裸婦にたぢろぐ美術展
 
そしていま過ごす日々のバックボーン
 
    来し方にひそかな自負や吾亦紅
 
などもいいなあと思いました。
 
吟行の場所が出石や伊賀上野、甲斐信濃、仲見世など
自分も今も懐かしい覚えがある場所が多いのも嬉しいです。
 
 柴田多鶴子さんという俳句の新谷さんの先生にも興味がわき
ネットで検索したらインタビューのYoutubeがありました。
 
よき人、良き師に巡り合うのは人生の醍醐味の一つであり
素晴らしい指導者に出会ったのも新谷さんの持つ徳の一つなんでしょうね。
 
これから全句をじっくり読ませていただきます。
ありがとうございました。あらためて御礼申し上げます。
 
阿智胡地亭 辛好 拝
 
 余談ですが祖父が生涯洋服仕立て職人をしながら詠んだ句集をネットに載せています。
 
同じく弓道部の先輩Tさんから俳人「坪内稔典」さんが「山懐」の句を紹介する毎日新聞の記事を送って頂きました。
 
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 俳句「アトラス」サイトから引用;

『山懐』(さんかい)

著者:新谷 壯夫(しんたに・ますお)  「鳰の子」同人会長

 

寝転んでアイガー仰ぐお花畑

バザールのをんな立膝蕃椒売る

駆け抜ける風のかたまり競べ馬

あらゆる場面から詩を掬い上げようとする新谷さん。

海外赴任先で得た句、趣味の登山の句、行事の句など『山懐』には新谷さんの多様な句の世界が広がっている。

スケール大きく豊かなみのりの一冊である。

―柴田多鶴子「鳰の子」主宰-

【収録作品より】

アンデスの山駆け下る雪解川

熊棚を残して栃の芽吹き初む

矢を渡す師範の所作の淑気かな

西行の日と決めてけふ花を詠む

濡れし身を乾すにほどよき岩魚の火

村歌舞伎厚化粧して娘役

苔の色よみがへりたる雨水かな

天牛は虫の貴公子髭にも斑

月餅を購ひ戻る雨月かな

環濠の水の昏きに菱の花

龍の玉言の葉探すかに探す

 

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下町の家々の前は花ざかり  その18

2019年07月18日 | 花・草・木・生き物

日照時間が極端に短い日が続いていますが、花々は元気です。



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