これから楽しむのは、アンサンブル"フィアンマ&フォコ"によるヘ長調のトリオ・ソナタ。原曲はオルガンのためのヘ長調のソナタ(BWV529)で、ここできくのはリコーダーとオルガンのための編曲。収録されたアルバム「Bach & Schein: Geistliches Konzert」は、フィアンマ&フォコが2022年に録音したもので、表題どおりバッハとヨハン・ヘルマン・シャイン、さらにハインリヒ・シュッツ、ヨハン・パッヘルベルの宗教曲を中心としたプログラムとなっています。
フィアンマ&フォコのメンバーは、マルタ・グリオッツィ(オルガン)、アルメル・モルヴァン(ソプラノ)、エロディー・ブルフトゥール(リコーダー)、マキシム・シュヴロ(トロンボーン)の4名。このトリオ・ソナタは上記のようにリコーダーとオルガンのための編曲なので、ブルフトゥールとグリオッツィによる演奏です。なお、グリオッツィが弾いているのは、フランスはル・フォゴエのノートルダム大聖堂のオルガン(ベルナール・ユルヴィ建造)です。
CD : Hortus 227(EDITIONS HORTUS)