毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これから楽しむのはイ短調のプレリュードとフーガ。このBWV543はドイツとイタリアの様式が混合されたような、独特の味わいのあるオルガン曲です。演奏はイタリアのオルガン奏者、マヌエル・トマディン。先週からきいてきたアルバム、「From Venice to Leipzig」(2022年録音)に収録されたものです。トマディンが弾くのは、アルベルトゥス・アントニ・ヒンツが1733年に建造した、レーンス(オランダ)のペートルス教会のオルガです。

CD : 96664(BRILLIANT CLASSICS)

96664

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週をまたいできいている、マヌエル・トマディンの「From Venice to Leipzig」(2022年録音)。雨の日に楽しむのは、ヴァイマールにおけるイタリア体験の成果、イ短調のオルガン協奏曲(BWV593)です。原曲はアントニオ・ヴィヴァルディの2つのヴァイオリンのための協奏曲(「調和の霊感」作品3第8番)。使用楽器は、レーンス(オランダ)のペートルス教会のオルガン(アルベルトゥス・アントニ・ヒンツが1733年に建造)です。

CD : 96664(BRILLIANT CLASSICS)

96664

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昨日からきいている、マヌエル・トマディンの「From Venice to Leipzig」(2022年録音)。今日きくのは収録順どおり、ト長調のトリオ(BWV1027a、BWV Anh.46 )です。原曲はガンバ・ソナタ第1番(BWV1027)、あるいは2本のフルートと通奏低音のためのソナタ(BWV1039)の第4楽章で、オルガン編曲はヨーハン・ペーター・ケルナー(第1、第2楽章も編曲)とみられています。トマディンは、イタリアのオルガン、チェンバロ奏者。バーゼル・スコラ・カンタールムでは、ジャン・クロード・ツェンダー、アンドレア・マルコンに学んだとのことです。トマディンが弾いているのは、オランダはレーンスのペートルス教会のオルガン(アルベルトゥス・アントニ・ヒンツが1733年に建造)です。

CD : 96664(BRILLIANT CLASSICS)

96664

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今日からきいていくのは、オルガン奏者マヌエル・トマディンの「From Venice to Leipzig」(2022年録音)です。「ヴァネツィアからライプツィヒへ」と題されたアルバムには、ヴァネツィアを拠点として活動したヴィヴァルディや、じかにイタリア体験したヘンデル、楽譜上でイタリア体験をしたバッハらのオルガン曲を収録。このうちバッハの収録曲は4曲で、今日のトッカータ、アダージョとフーガ(BWV564)から収録順に楽しみます。使用楽器は、ペートルス教会(オランダのレーンス)のオルガンで、建造(1733年)はアルベルトゥス・アントニ・ヒンツです。

CD : 96664(BRILLIANT CLASSICS)

96664

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今日これからきくのは一昨日にもきいた、オルガン・コラール「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」(BWV622)です。一昨日はアンジェラ・ヒューイットのピアノでしたが、今日は椎名雄一郎のオルガン。椎名が弾いているのは東京芸術劇場のオルガン(ルネサンス、バロック、モダンの中からバロック・オルガン)で、録音は2016年4月14日(ライブ)です。

CD : ALCD-1175(ALM RECORDS)

ALCD-1175

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受胎告知の祝日(3月25日)にきくのは、ゲイル・マーティンによるコラール「輝く曙の明星のいと美わしきかな」(BWV739)です。マーティンはマウント・アリソン大学(カナダ)のオルガン奏者。「輝く曙の明星のいと美わしきかな」は「歓喜と平和」をテーマにした「Partners in time: Comparing Notes Part 1」に収録されたものです。使用楽器は、マウント・アリソン大学礼拝堂オルガン(カサヴァン・フレール社が1965年に建造)。録音は2014年です。

CD : LM207(Leaf Music)

LM207

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これからきくのは、室内楽編曲による「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」(BWV622)です。BWV622は受難節ためのオルガン・コラールで、このブログでも紹介しているように、しばしば室内楽編曲でも録音されます。ここでの演奏は、2017年録音の「Speculation On J.S. Bach: Reconstructed Chamber Music And Chorals」(アルバムは2023年7月7日と8日にも紹介)に収録されたもの。ミヒャエル・フォルム(リコーダー)、エティエンヌ・フルティエール(ヴォオラ・ダ・ガンバ)、ディルク・ベルナー(チェンバロ)による、瞑想的、かつ雄弁な演奏です。

CD : PC 10384(PAN CLASSICS)

PC 10384

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先週末にパッサカリアとフーガをきいた、シモン・ピエール・ベスティオンとラ・タンペートのアルバム「Bach minimaliste」(2022年録音)。今日きくのも同アルバムからで、「汝の御座の前に、われいま進み出で」(BWV668)です。パッサカリアもそうでしたが、このコラールも弦楽アンサンブルでの演奏です。なお、アルバムにはチェンバロ協奏曲第1番(BWV1052)も収録されています。しかし、ざんねんながら第1楽章と第3楽章のみです。

CD : Alpha 985(Alpha)

Alpha 985

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今日これから楽しむのは、シモン・ピエール・ベスティオンとラ・タンペートによるパッサカリアとフーガ(BWV582)です。同曲はベスティオンたちが2022年に録音した「Bach minimaliste」に収録。いうまでもなくパッサカリアとフーガはオルガン曲ですが、アルバムでは弦楽アンサンブルによって演奏されています(編曲はベスティオン)。パッサカリアとフーガは、オットリーノ・レスピーギやレオポルド・ストコフスキーによる、こってりした管弦楽編曲もきくことができますが、ベスティオンたちのものはそれとは一線を画した、すっきり、美しいもの。なお、録音にはヴァイオリン奏者の依田幸司が参加しています。

CD : Alpha 985(Alpha)

Alpha 985

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これから楽しむのは、オーストラル・ハーモニーの「Harmonische Freude」から、オーボエとオルガンのためのソナタです。原曲はオルガンのためのソナタ第3番(BWV527)で、オーボエはジェーン・ダウナー、チェンバー・オルガンはピーター・ヘイゲン(ともにオーストラリアの奏者)。アルバム「Harmonische Freude」(「調和の喜び」あるいは「音楽の喜び」)は2014年の録音。副題に「Works for Baroque Oboe, Trumpet and Chamber Organ」とあるように、オーボエとオルガンだけでなく、サイモン・デスブルスライスのトランペットもくわえ、バッハとその弟子たちを中心とした音楽が収録されています。

CD : CHAN 0809(Chandos Records)

CHAN 0809

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先週末にひき続き今週もきくのは、ジュリアン・マーティンとオリヴィエ・フォルタンの「Bach Transcriptions」です。これからきくのはホ短調のソナタ(BWV527)。オルガンのためのソナタはじつに多くの編曲で録音されていますが、ここではリコーダー(マーティン)とチェンバロ(フォルタン)のための編曲です。録音は2021年におこなわれています。

CD : Alpha 939(Alpha)

Alpha 939

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今週きいてきたのは、テンペスタ・デ・マーレ(フィラデルフィア・バロック・オーケストラ)の「Bach: Six Trio Sonatas」。2013年に録音されたアルバムから収録順=番号順に楽しんできて、今日これからきくのはソナタ第6番(BWV530)です。原曲はト長調のオルガンのためのソナタ。この第6番では移調なしで編曲されています。奏者は、グウィン・ロバーツ(シックスス・リコーダー[二調のソプラノ・リコーダー])、エムリン・ガイ(ヴァイオリン)、カリーナ・シュミッツ(ヴァイオリン)、リサ・テリー(チェロ)、リチャード・ストーン(リュート、編曲)、アダム・パール(チェンバロ)と、昨日に続き録音参加のフルメンバーが参加し、楽しく掉尾を飾ります。

CD : CHAN 0803(Chandos Records)

CHAN 0803

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テンペスタ・デ・マーレ(フィラデルフィア・バロック・オーケストラ)チェンバー・プレイヤーズが2013年に録音した「Bach: Six Trio Sonatas」。今週はこのアルバムの収録曲を順番に楽しんでおり、これからきくのはソナタ第5番(BWV529)です。原曲のオルガンのためのソナタはハ長調ですが、リチャード・ストーンは室内楽編曲にあたってヘ長調に移調しています。演奏はグウィン・ロバーツ(アルト・リコーダー)、エムリン・ガイ(ヴァイオリン)、カリーナ・シュミッツ(ヴィオラ)、リサ・テリー(チェロ)、アダム・パール(チェンバロ)、ストーン(リュート)と録音メンバー全員が参加しており、楽章で編成を変えています。

CD : CHAN 0803(Chandos Records)

CHAN 0803

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テンペスタ・デ・マーレ(フィラデルフィア・バロック・オーケストラ)チェンバー・プレイヤーズの演奏できいている6曲のトリオ・ソナタ。6曲が収録された「Bach: Six Trio Sonatas」(2013年録音)から順にきいており、これから楽しむのはソナタ第4番(BWV528)です。原曲はこれまでと同じくオルガンのためのソナタで、室内楽編曲にあたって、原調のハ短調はニ短調に移調されています。第4番の編成は、リュート(リチャード・ストーン)とチェンバロ(アダム・パール)。これはなかなか珍しい編成(というか唯一かも)で、とてもセンスのよい編曲だと感じます。編曲はリュートのストーンです。

CD : CHAN 0803(Chandos Records)

CHAN 0803

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今週のバッハは、テンペスタ・デ・マーレ(フィラデルフィア・バロック・オーケストラ)の「Bach: Six Trio Sonatas」(2013年録音)から、収録曲を番号順=収録順にきいています。これからきくのはソナタ第3番(BWV527)で、原曲はオルガンのためのソナタ第3番。室内楽編曲(リチャード・ストーン)にあたっては、原調ニ短調はホ短調に移調されています。編成はフルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ。奏者は順に、グウィン・ロバーツ、リサ・テリー、ストーン、アダム・パールです。

CD : CHAN 0803(Chandos Records)

CHAN 0803

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