今日と明日きくのは、ステファノ・モラルディの「J.S. Bach: Transcriptions」です。アルバムの録音は2021年で、ほかの楽器のための曲をオルガン編曲(トランスクリプション)した作品がCD2枚に収録されています。ここではその中から、ト長調のトリオ(BWV1027)とニ短調のフーガ(BWV539)を楽しむことにし、のこりはまたの機会においておくことにします。
今日きくトリオは、オブリガート・チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ 第1番の第1、第2、第4楽章の3楽章によるオルガン曲。ただし、編曲は「バッハ自身の手によるものではない」(『バッハ事典』)ということです。モラルディの使用楽器は、ヨーハン・ネーポムク・ホルツァイが1797年に建造(1979年修復)した、ネレスハイム修道院のオルガンです。
CD : 96413(BRILLIANT CLASSICS)