今週ここまできいてきたのは、スティーヴン・ディヴァインとオーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント(OAE)の「J..S.Bach: Harpsichord Concertos」。2022年に録音されあたアルバムには4曲の協奏曲が収録されており、順に楽しんできました。これからきくのは第1楽章の冒頭9小節のみ伝承されている協奏曲(BWV1059)。断片のみ伝承とはいえ、協奏曲はカンタータ楽章から復元が可能で、録音にあたってはディヴァインが再構成したものをもちいられています(再構成にあたってのノートが解説書にあります)。
録音にはディヴァインのほか、マーガレット・フォートレス(ヴァイオリン)、カティ・デブレツェニ(ヴァイオリン)、マックス・マンデル(ヴィオラ)、アンドルー・スキドモア(チェロ)、クリスティーネ・スティヒャー(コントラバス)、そしてカタリーナ・スプレッケルセン(オーボエ)の6名が参加。ディヴァインの使用楽器は、ヨーハン・クリストフ・フライシャーの1710年製1段チェンバロにもとづく、コリン・ブースの2000年製2段鍵盤チェンバロです。
CD : RES10318(Resonus)