今日これからきくのは、マヌエル・トマディンのオルガンで、ハ短調のファンタジーです。このBWV1121(BWV Anh.205)は「アンドレアス・バッハ写本」にタブラチュア譜(作曲者名はなし)として所収されており、バッハのアルンシュタット時代、1708/1709年ごろに成立したとみられています。この曲もいまきいているトマディンの「J.S. Bach: Harmonic Seasons」(2018年)に収録。弾いているオルガンは、グラウホフの聖ゲオルク教会のオルガン(クリストフ・トロイトマンが1737年に建造)のそれです。
CD : 95786(BRILLIANT CLASSICS)