これから楽しむのは、イギリスのオルガン奏者、クリストファー・ヘリックの演奏で、ト長調のフーガ(BWV577)です。この曲は、ヘリックがラインフェルデン(スイス)の聖マルティン教会のメツラー・オルガン(1992年建造)を弾いて録音(1996年)した「Bach Organ Miniatures」に収録。自筆譜は失われており、様式的に真作性が疑われていますが、1720~1739年ごろの筆写譜では「Giovanni Bast: Bach」とバッハを作曲者としています。
CD : CDA67211/2(hyperion)