復活節後第6日曜日にきくのは、ラファエル・ピションとピグマリオンによる、イ長調のミサ曲(BWV234)です。ピグマリンの合唱の編成は、ソプラノが7名、アルトとテノールがそれぞれ4名、バスが5名で、計20名。独唱は合唱の歌手とはべつに4名が参加しています。管弦楽は17名ほどで、めずらしくオーボエが編成されていません。オーボエのかわりにはフルートが編成されており、第1曲のキリエ・エレイソンでも軽妙な味がきわだちます。指揮のピションは1984年生まれ。録音時の2007年には23歳という若さで、もともとカウンターテナーとして歌っていましたが、最近は指揮に専念しているようです。
CD : Alpha 130(Alpha)