先週と今週はチェコつながりの演奏家たちによるバッハを楽しんでいます。今夜はそれにちなんで、チェコ(ボヘミア)の作曲家、ヤン・ディスマス・ゼレンカの2本のオーボエと(ファゴット)通奏低音のためのソナタ、つまり6曲のトリオ・ソナタ(ZWV181)から何曲かきいてみたいと思います。近年ではゼレンカの教会音楽の録音が増えましたが、多くにその名が認知されるようになったのはこのトリオ・ソナタから(貢献したのはハインツ・ホリガーたちの録音)。ここで楽しむのは、パウル・ドンブレヒト、マルセル・ポンセール(第1番、第2番、第6番)、ク・エビンゲ(第4番、第5番)、ダニー・ボンド、キアラ・バンキーニ(第3番)、リヒテ・ファン・デル・メール、ローベル・コーネン(いまからすればみなすごいメンバー)による録音(ACCENT ACC 30048)。録音は1982年、1988年です。