今週きいていくのは、カプリコルヌス・コンソート・バーゼルが、おもしろい企画できかせる「New Concertos」です。同アンサンブルは、芸術監督を務めるペーテル・バルシら、バーゼル・スコラ・カントルムで学んだメンバーたちによって2006年に結成。「New Concertos」(2020年録音)には、オルガン作品を弦楽と通奏低音のために編曲した10曲が収録されていますが、じっさい楽しむのはオルガン・コラール3曲などをのぞいた6曲。これからきくのは収録順どおりト短調のファンタジーとフーガで、アンサンブルの編成は、第1、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴィオローネ、オルガン、テオルボ(すべて1人)です。
CD : CHR 77447(CHRISTOPHORUS)