三位一体節後第6日曜日にきくのは、ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)とル・バンケ・セレストによる「満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ」です。このBWV170は、1726年7月28日に初演されたアルト独唱のためのカンタータ(全5曲)。アリアにはじまりアリアにおわる(レチタティーヴォ2曲挿入)構成で、コラールなどの合唱曲はふくまれていません。アルト歌手、とりわけカウンターテナー歌手の重要なレパートリーとなっており、多数の録音があります。音楽ではオルガンのオブリガートも美しく、ここでオルガンを弾くのはモード・グラットン。録音は2011年です。
CD : ZZT305(Zig-Zag Territoires)