今週ここまできいてきたのは、フランチェスコ・コルティの「Johann Sebastian Bach Little Books」(2019年録音)。このCDは、コルティがアンドレア・レステッリの1998年製チェンバロ(クリスティアン・ファーターの1738年製にもとづく)を弾いて録音(2019年)したもので、収録順に楽しんできました。これからきくのは、CDの掉尾におかれた「尊き御神の統べしらすままにまつろい」(BWV691)。このコラールはヴィルヘルム・フリーデマンとアンナ・マグダレーナ、それぞれの音楽帳に所収されたコラールで、バッハ一家での愛奏曲であったとみられます。
CD : A 480(ARCANA)