毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日の昼食休憩は、神秘的で情熱的な「パッサカリア」で、瞑想的にすごします。この「パッサカリア」は、「ロザリオのソナタ」あるいは「ミステリー・ソナタ」と呼ばれる作品集に収められた、無伴奏ヴァイオリンための作品です。「ロザリオのソナタ」は、ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバーによる、ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集で、最後の曲、無伴奏の「パッサカリア」を含めて16曲で構成されています。この、バッハのシャコンヌの先駆的作品とでもいうべき「パッサカリア」を、コルダリアのワルター・レイターの演奏(Signum Records SIGCD021)でききます。なお、バッハがこの作品を知っていたか、ちょっと興味のあるところです。

SIGCD021

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ちょっと休憩のつもりで、ウェブサイトやブログを巡回していたら、「ヨハン・ゼバスティアン・バッハのフルートのための室内楽作品」(「湘南のバッハ研究室」)という、長文のエッセイが公開されているのを発見。そのエッセイを一読していたら、ずいぶん長い休憩に。なので、休憩ついでに、仕事を少しだけあとにずらし、コーヒーでもすすりながらバッハをきくことにします。今夜きくのは、順番にきいている「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」から、ト長調の第15番。演奏はレヴィン(チェンバロ)です。

CD : CD92.117(Hänssler CLASSIC)

CD92.117

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湘南のバッハ研究室」の準備中だったエッセイが、ついに公開されました。「ヨハン・ゼバスティアン・バッハのフルートのための室内楽作品」という、資料批判を中心とした、読みごたえのある論考です。ただし、バッハ研究、とくに資料研究にくわしくないと、さらさらとは読めないかもしれません。そういうときのために、印刷して、どこでも精読できるように、PDFも用意されていて便利。なお、テーマになっている、「フルートのための室内楽作品」を含めた、真偽判定の方法論などについては、「バッハの真作と偽作」(『バッハへの新しい視点』音楽之友社)に、簡潔にまとめてあるので、こちらも参考になるかと思います。



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少し時間ができたので、以前からきこうと思っていた、マラン・マレの「メリトン氏のトンボー」をきくことにします。トンボー(墓)とは追悼曲のことで、メリトン氏のためのものは、ヴィオール曲集第1巻の組曲第2番に収められています。この曲をきこうと思ったのは、「マタイ受難曲」第1曲の「基本楽想はマラン・マレの《メリトン氏のトンボー》からとられている」(『バッハ事典』)ためで、ほんとうは受難節にきく予定だったのですが、いまごろになってしまいました。演奏は、スージー・ナッパーとマーガレット・リトルのガンバ・デュオ、レ・ヴォワ・ユメーヌ(人間の声)です(CBC Records MVCD1082)。

MVCD1082

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今日は、知人に持ってきていただいたCDから1曲。そのCD(バッハの鍵盤作品集のボックスセット)には、平均律やパルティータなどの未聴の演奏が収録されていて、きくのは、「1700~1710年のクラヴィーア作品集」と題された1枚の「ソナタ ハ長調 BWV966」。この曲は、ラインケンの「音楽の園」からのチェンバロ編曲で、演奏は、クリスティアーネ・ヴァイツです。

CD : 99362/7-9(BRILLIANT CLASSICS)

99362/7-9

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昨日はずっと冬のような天候で、日がさして天候回復かと思うと時雨る、という一日でした。夜になっても同じような天候で、ちょっと肌寒く暖房をいれようかと思うくらいです。今夜はもう少し仕事があるのですが、コーヒーで暖をとりながら、しばしバッハで一服。きくのは、復活節のためのオルガン・コラール「われらの救い主なるイエス・キリストは」(「オルガン小曲集」)。演奏は、ヴァインベルガーです。

CD : 999652-2(cpo)

999652-2

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