毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




さきほどきいた「『わがいまわのきわに臨みて』 BWV429」、さすがに短いので、続けてもう少し音楽を楽しむことにします。昨日の昼にきいた、「管弦楽組曲 第3番 ハ長調 BWV1068 [2]」が収録されたCDが、まだ机の上にだしっぱなしだったので、その「Il Giardino Armonico Musica Barocca」と題されたCD(TELDEC 8573-85557-2)から1曲、なにか選んできくことにします。

そのCDは、ヘンデルの「シバの女王の入城」などの有名曲が収録された、バロック音楽名曲選とでもいうべきもの。これには、お決まりのパッヘルベルの「カノンとジーグ」も収録されているので、いまからこれをきくことにします。イル・ジャルディーノ・アルモニコの演奏できくのはひさしぶりで、どんな演奏だったか思いだせませんが、それだけに新鮮にきくことができそうです。

8573-85557-2

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ふと時計をみると、すでに日付が替わっていました。8時ごろからだらだらと仕事を続けていましたが、ひさしぶりの深夜の投稿で、休憩にしたいと思います。今夜きくのは、レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊による「わがいまわのきわに臨みて」(「4声コラール」)。この「わがいまわのきわに臨みて」には、同名のコラール編曲が3曲ありますが、いまからきくのはBWV429です。

CD : 445 291-2(Deutsche Grammophon)

445 291-2

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今日は雨もようかと思っていたら、ときおり晴れまがのぞくまずまずの天気。あまり気温が上がってないようなので、風もさわやかです。午前中のひと仕事も楽々おわり、いまは帰宅して休憩中。午後からはまた外出なので、この休憩のあいだにバッハを楽しむことにします。

きくのは、管弦楽組曲の第3番。有名なエールをふくむこの作品、演奏はアントニーニとイル・ジャルディーノ・アルモニコを選択しました。このCDを購入したときは、そのヴィヴァルディなどの演奏から、過激な演奏を期待したのですが、意外にも堂々たる風格の演奏でした。

といっても、細部をきいていくと、そこにはスィング感があったり、アーティキュレーションに独自の感覚があります。手持ちの総譜(音楽之友社の「新バッハ全集にもとづくミニチュア・スコア」OGT794)を手にしてきくと、とてもおもしろく、いっそう楽しめます。

なお、くり返し記号はほぼ励行されていますが、序曲の後半のくり返しはおこなわれていません。また、マロックたちの演奏(記事は「管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV1066 [2]」)のような、交互に演奏されるガヴォットでのダ・カーポ後のくり返しはありません。

CD : 8573-85557-2(TELDEC)

8573-85557-2

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BWV666は、4日まえににきいた同名のBWV665と同じコラールによる作品。これも「17(18)のコラール」のひとつですが、「17(18)のコラール」で手鍵盤のみによる作品はこれだけです。これを、いつものようにコープマンのオルガンでききます。

CD : WPCS-4713/4(ワーナーミュージック・ジャパン)

WPCS-4713/4

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今日のバッハは、日曜日恒例のカンタータ。三位一体節後第17日曜日の今日きくのは、この日のためのコラール・カンタータ「ああ、愛しきキリストの徒よ、雄々しかれ」です。このBWV114を、今日は鈴木雅明たちの演奏でききます。鈴木たちの独自の透明感のある演奏は、この録音でもきくことができますが、録音をふくめ、欧米の演奏家とはやや異質な趣もあります。

CD : BIS-CD-1361(BIS Records)

BIS-CD-1361

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予定より早く仕事がおわって帰宅。帰宅後、資料整理などをしていたのですが、まだつぎの仕事まで少し時間があるので、昨日きいた「アリア ヘ長調 BWV587」の原曲を楽しむことにします。昨日の記事にも書いたように、BWV587の原曲は、クープランの「神聖ローマ帝国人」(「諸国の人々」の第3オルドル)の第1曲。これから、この「諸国の人々」の第3オルドルを、1983年録音のエスペリオンXXの演奏でききます(Astrée E 7700)。

エスペリオンXXの編成は、「諸国の人々」にふさわしく、ハゲット、バンキーニ(以上ヴァイオリン)、サバール(ガンバ)、コープマン(チェンバロ)、スミス(リュート)、プレストン(フルート)、アンリ、エビンゲ(以上オーボエ)、ワスメル(ファゴット)と、英、伊、西、蘭、米、仏という多国籍な顔ぶれ(「神聖ローマ帝国人」には木管は不参加)。名演奏家の若き日の録音は、とてもみずみずしい演奏で、いまでもその魅力を失っていません。

E 7700

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なんだかすっきりしない天気ですが、これから2時間ほど外出です。外出までにはもう少し時間があるので、しばしバッハをきくことに。きくのは「4声コラール」から「汝なにゆえ気落ちせしか、わが魂よ」。演奏はシュナイト指揮のレーゲンスブルク大聖堂聖歌隊です。

CD : 445 291-2(Deutsche Grammophon)

445 291-2

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昨夜、クープランの「ピエモンテ人」(「諸国の人々」)をきいていて思いだしたのが、「アリア ヘ長調 BWV587」。このアリアは、「諸国の人々」の第3オルドル「神聖ローマ帝国人」の第1曲を編曲したもの。このブログをはじめてから、このアリアはまだきいていなかったので、今日はこの作品をきくことにします。演奏は、ひさしぶりのリュプサム。なお、BWV587はバッハによる編曲でないとする説もあります。

CD : 8.550936(NAXOS)

8.550936

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今日の昼休みは、一昨日に続き「17(18)のコラール」から、「われらの救い主なるイエス・キリストは」をききます。同名のBWV666もありますが、今日きくのは、定旋律がペダルにあらわれるBWV665です。オルガン演奏はコープマン。

CD : WPCS-4713/4(ワーナーミュージック・ジャパン)

WPCS-4713/4

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いつのころからか、虫の音がきこえはじめ、朝晩めっきり秋らしくなりました。今日は少し曇っていて、すっきりしない天気ですが、これから外出なので、雨さえなければちょうどよい気候です。さて、今日きくバッハは、「キリストこそわが生命」(「4声コラール」)。同名のBWV281もありますが、いまからきくのはBWV282のほうで、これをいつものようにレーゲンスブルク大聖堂聖歌隊の歌唱でききます。

CD : 445 291-2(Deutsche Grammophon)

445 291-2

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今日きくのは、BWV662、BWV663と同名のオルガン・コラールBWV664(「17(18)のコラール」)。これももちろんドイツ語によるグローリアにもとづこのオルガン・コラールですが、定旋律の自由なあつかいのためか、オルガン協奏曲のような感じがします。演奏は、いつもの「17(18)のコラール」と同じく、コープマンのオルガンです。

CD : WPCS-4713/4(ワーナーミュージック・ジャパン)

WPCS-4713/4

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昼食のあと、これから午後からの外出までに1時間ばかり時間があります。今日はこの時間に、先日きいたストックホルム・バロック管弦楽団による、過激な管弦楽組曲つながりで、マロック指揮のボストン・アーリー・ミュージック・ソロイスツの演奏による、ハ長調の管弦楽組曲を楽しむことにします。

1989年の録音なので、かれこれ20年ほどまえの演奏ですが、これのどこが過激かとえいえば、そのテンポ。序曲がはじまるやいなや、CDプレーヤーが誤動作したのかと思うほどの速いテンポで音楽が鳴り響きます。もっとも、速いのは序曲の両端の部分で、中間部はさほどでもありません。

舞曲でもテンポの速めな演奏もありますが、テンポ以外は過激さはなく、とても爽やかで品もあり、ストックホルム・バロック管弦楽団のような、ガリガリ、ゴリゴリとしたところはありません。また、通奏低音以外はパート1人の演奏なので、響きに厚みはありませんが、すっきりききやすい演奏です。

さらに、この演奏を特徴づけているのが舞曲におけるくり返し。たとえば、ガヴォット(以下Gと略)では、G1[AABB]→G2[AABB]→G1[AB]というふうに演奏されることが多いのですが、マロックたちは、ダ・カーポ後のG1も[AABB]とくり返します。解説書によると、このくり返しは、パート1人の演奏とともに世界初とのことです。

[追記]ガヴォット(以下Gと略)におけるダ・カーポ後のくり返しについて、補足のため、楽譜上の構造について以下に追記しておきます。

フランス語で「交互に」(alternativement)と指示された2つのGは、G1のAとB、G2のAとBがそれぞれリピートされるようになっていて、G2のおわりに、G1にダ・カーポするよう指示があります。図示すれば以下のようになります。

||:G1A:||:G1B:|| ||:G2A:||:G2B:|| G1 da capo

「交互に」と指示された、メヌエット、ブーレー、パスピエも、ガヴォット同様の構造で、マロックたちは、これももちろん、ダ・カーポ後くり返しています。

CD : 3-7037-2H1(KOCH)

3-7037-2H1

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今日は日曜日なので、いつものようにカンタータ。きくのは、三位一体節後第16日曜日のためのコラール・カンタータ「いと尊き御神よ、いつわれは死なん」です。このBWV8は1724年9月24日に初演され、フルートの活躍が印象的な作品。演奏は、先週に続きリフキンとバッハ・アンサンブルと声のソリストたち。合唱をふくめ、すべての曲が声のソリストのみで歌われる、いわゆるOVPPによる演奏です。なお、リフキンたちの演奏では、第1曲と第6曲のホルンにかえてトランペットがもちいられています。

CD : 421 728-2(L'OISEAU-LYRE)

421 728-2

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今日のバッハは、シュナイト指揮のレーゲンスブルク大聖堂聖歌隊による「尊き御神の統べしらすままにまつろい」(「4声コラール」)。このBWV434と同一の定旋律がつかわれた同名コラール・カンタータ(BWV93)は、今年の三位一体節後第5日曜日にガーディナーたちの演奏できいたのですが、それがシュナイトたちのものと対照的。その第7曲のコラール合唱での演出のきいた歌唱とくらべ、シュナイト指揮のレーゲンスブルク大聖堂聖歌隊は、編曲がちがうとはいえ、とても素朴です。少年たちの演奏は、モンテヴェルディ合唱団にくらべ歌唱技術はおとりますが、独特の味わいがあって好感がもてます。

CD : 445 291-2(Deutsche Grammophon)

445 291-2

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今日は、一昨日にきいたBWV662と同名のオルガン・コラール「いと高きところには神にのみ栄光あれ」(「17(18)のコラール」)をききます。たぶん、数日のうちにはきくことになるであろう、もう1曲の同名のBWV664と同じ、ドイツ語によるグローリアにもとづく作品です。いまからきくト長調のBWV663は、BWV662にくらべて華やかな雰囲気があります。オルガン演奏は、いつものようにコープマンです。

CD : WPCS-4713/4(ワーナーミュージック・ジャパン)

WPCS-4713/4

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