このところ、オッターヴィオ・ダントーネによる「平均律クラヴィーア曲集」をレギュラーできいていますが、日曜日は休みにして、いつものようにカンタータですごします。きくのは、コープマンたちによる「幸いなるかな、おのが御神に」(三位一体節後第23日曜日用)。このBWV139(全6曲)は、ヨーハン・クリストフ・ルーベの同名コラールによる、いわゆるコラール・カンタータで、先週きいた「備えて怠るな、わが霊よ」の翌週(1724年11月12日)に初演されています。どちらのカンタータも、詩人はバッハより年長ながら同時代人といってよく、バッハのカンタータにおけるコラールとしてはめずらしい、新しいものといえます。
CD : CC 72211(Challenge Classics)