ラインハルト・ゲーベルとムジカ・アンティクヮ・ケルンによる「ブランデンブルク協奏曲集」、これからきくのは第3番(BWV1048)です。ゲーベルたちの演奏は、全体的に速めのテンポですが、この第3番の第3楽章はいまきいても驚愕のテンポで、3分51秒。カフェ・ツィマーマン(2003年)が4分11秒、バッハ・コレギウム・ジャパン(2008年)が4分19秒、ラ・プティット・バンド(2009年)が4分24秒、フライブルク・バロック・オーケストラ(2013年)が4分41秒といったところなのですが、その数字以上に速くきこえます(解説書表記の時間ですので実測ではさらにみじかくなります)。なお、第2楽章はおとなしく、ほぼ和音のみです。
CD : 423 116-2(ARCHIV PRODUKTION)