毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週レギュラーできいてきたミレイユ・ラガセの「Bach: Six Partitas」、これから楽しむのは第5番(BWV829)です。この第5番が最後になったのは、第6番が3曲目に変更されたため。これにより親密でおだやかな第1番と第5番が、のこる4曲をはさむかたちになっています。もちろん、ラガセにはそんな意図はなく、ただ収録時間のつごうで機械的に移動させただけなのかもしれません。それはともかく、第5番でのラガセの演奏はすべてがやわらかく、とくにテンポ・ディ・ミニエッタはリュート・ストップをもちいているため、やわらかさがいっそうきわだっています。なお、録音は2000年。使用楽器はキース・ヒルの1984年製のチェンバロ(ルッカースにもとづく)です。

CD : ACD2 2853(ATMA Classique)

ACD 2 2231/32

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今晩これからきくのは、サムエル・マリーニョの「ソプラニスタ」(DECCA 485 2943)です。マリーニョは1993年ベネズエラ生まれの男性ソプラノ歌手(ソプラノニスタ)。アルバムは2021年の録音で、グルック、モールァルトたちのアリアが収録されています。グルックの有名なアリア「エウリディーチェを失って」は、カウンターテナーたちによる録音も多く、ききくらべも可能です。

マリーニョの声は美しく繊細なもので、若い男役とかにむいてそうです。コロラトゥーラも思いのほかしっかり歌えていますので、バロック・オペラにもどんどん挑戦してほしいところです(すでにヘンデルとグルックのアリア集があり)。ここでは世界初録音だという、ローニュ・シュヴァリエ・ド・サン・ジョルジュ、そしてドメニコ・チマローザのアリアを楽しみます。

485 2943

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これから楽しむのは、ミレイユ・ラガセのチェンバロによるパルティータ第4番(BWV828)。これまでと同じく「Bach: Six Partitas」に収録されており、アルバムの録音は2000年におこなわれています。6曲のパルティータには舞曲のまえに、プレルーディウム、プレアンブルム、シンフォニア、ファンタジア、トッカータといった前奏曲がおかれており、第4番は序曲(ウヴェルテュル)。この曲はニ長調らしい力強く輝く音楽で、目覚ましにもなりますね。

CD : ACD2 2853(ATMA Classique)

ACD 2 2231/32

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カナダのチェンバロ奏者、ミレイユ・ラガセの「Bach: Six Partitas」。このアルバムには表題どおり6曲のパルティータを収録されており、第1番、第2番、第6番と収録順どおりきいてきて、これから楽しむのはパルティータ第3番(BWV827)です。ラガセが弾いているのは、キース・ヒルの1984年製のチェンバロ(ルッカースにもとづく)で、録音は2000年。すでに録音から四半世紀近くが経過していますが、音の鮮度はわるくないと思います。

CD : ACD2 2853(ATMA Classique)

ACD 2 2231/32

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ミレイユ・ラガセのチェンバロで楽しんでいる6曲のパルティータ、これからきくのはパルティータ第6番(BWV830)です。「Bach: Six Partitas」(2000年録音)では、CD1枚目3曲目に第6番がおかれていますが、これは収録時間のつごうだと思われます。ラガセの演奏はアーティキュレーションも柔らかく、角がとれたような印象があります。たとえばトッカータにおいても、近年の奏者のような鋭さとは対照的です。使用楽器は、キース・ヒルの1984年製のチェンバロ(ルッカースにもとづく)です。

CD : ACD2 2853(ATMA Classique)

ACD 2 2231/32

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昨日からききはじめた、ミレイユ・ラガセによる「Bach: Six Partitas」。ラガセは1935年生まれのカナダのチェンバロ奏者、オルガン奏者で、夫はベルナール・ラガセです。バッハの録音も多く(オルガン全集を録音している夫にくらべれば少なめ)、1978年から1982年にかけて録音された、「ゴルトベルク変奏曲」「パルティータ集」など5種のアルバムがカリオペ・レーベルから発売されています。つまり、2000年録音の「Bach: Six Partitas」は2度目の録音ということになります。これから楽しむのはそのアルバムから、パルティータ第2番(BWV826)。ラガセが弾いているのは、ルッカースにもとづくキース・ヒルの1984年製のチェンバロです。

CD : ACD2 2853(ATMA Classique)

ACD 2 2231/32

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今週きいていくのは、ミレイユ・ラガセによる「Bach: Six Partitas」です。アルバムは表題どおり6曲のパルティータを収録。第1番、第2番、第6番、第3番、第4番、第5番という順で収められており、ここではこの収録順で楽しむことにします。ということで、これからきくのは変ロ長調の第1番(BWV825)。ラガセのチェンバロは、ルッカースにもとづくキース・ヒルの1984年製の楽器。録音は2000年です。

CD : ACD2 2853(ATMA Classique)

ACD 2 2231/32

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三位一体節後第1日曜日にきくのは、フィリッペ・ヘレヴェーゲ(フィリップ・ヘレヴェッヘ)たちによる「飢えたる者に汝のパンを分かち与えよ」(BWV39)です。このカンタータは1726年6月23日に初演。2部全7曲からなり、合唱からはじまる第1部は3曲、第2番はコラールでとじられる4曲という構成です。ヘレヴェーゲたちの録音は1991年。アニエス・メロン、チャールズ・ブレット、ペーター・コーイと、コレギウム・ヴォカーレ・ヘントとの録音です。

CD : 7243 5 62025 2 8(Virgin classics )

7243 5 62025 2 8

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今日これからきくのは、昨日に続き、ヴラディーミル・アシュケナージの「Ashkenazy / Bach / Italian Concerto / French Overture / Aria Variata」(DECCA 478 6773)から「協奏曲 ニ短調」です。この曲は、アレッサンドロ・マルチェッロの有名なオーボエ協奏曲を、バッハが鍵盤楽器独奏用に編曲したもの。録音は2014年です。

478 6773

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午後のひとときに楽しむのは、ヴラディーミル・アシュケナージによる「アリアと変奏」(DECCA 478 6773)です。この曲はイ短調のアリアとそれにもとづく10の変奏曲からなり、「アンドレーアス・バッハ本」に所収されています。楽譜には「Aria variata alla man(iera) italiana」(イタリア流儀のアリアと変奏)とあり、そのため「イタリア風アリアと変奏」と表記されることもあります。アシュケナージはもちろんピアノでの演奏で、録音は2014年です。

478 6773

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パラディアン・アンサンブルが2005年に録音した「Sonatass & Chorales - J S Bach」。このアルバムには、トリオ編成のアンサンブル用編曲が9曲収録されており、収録順に楽しんできました(オルガン・コラールからの編曲はのぞく)。これからきくのは、オルガン用のソナタ第2番(BWV526)からの編曲、ホ短調のトリオ・ソナタ(原調はハ短調)。演奏はパメラ・トービー、ロドルフォ・リヒター、ジョアンナ・レヴァイン、ズザンネ・ハインリヒ、ウィリアム・カーターのメンバー4人です。ところで、「Sonatass & Chorales - J S Bach」に収録されたトリオ・ソナタは、BWV526とBWV528の2曲のみですが、じつはほかの4曲もすでに録音済み。このブログでも紹介した、1994年録音の「BACH Trio Sonatas」(Linn Records CKD 275)に4曲が収録されており、これでトリオ・ソナタは完結しました。

CD : CKD 275(Linn Records)

CKD 275

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今日は真夏日になるらしく、たしかに、いまも陽射しが強いですね。さて、そんな朝にきくのは、さわやかなヴァイオリン・ソナタ(BWV1021)。演奏は昨日までと同じく、パラディアン・アンサンブルで、メンバーはパメラ・トービー、ロドルフォ・リヒター、ジョアンナ・レヴァイン、ズザンネ・ハインリヒ、ウィリアム・カーターの4人。録音は2005年です。

CD : CKD 275(Linn Records)

CKD 275

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昨日からききはじめた、パラディアン・アンサンブルの「Sonatass & Chorales - J S Bach」。同アンサンブルは1991年の結成。オリジナル・メンバーは、レイチェル・ポジャー(ヴァイオリン)、パメラ・トービー(リコーダー)、ジョアンナ・レヴァイン(チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ウィリアム・カーター(撥弦楽器)でした。このうちポジャーとレヴァインは、ロドルフォ・リヒターとズザンネ・ハインリヒに交替し、このアルバムではその変更メンバーで録音(2005年)がおこなわれています。今日きくのは収録順どおり、ト短調のトリオ・ソナタ(BWV528)。原曲はオルガンのためのソナタで、編曲においては原調のホ短調からト短調に移調されています。

CD : CKD 275(Linn Records)

CKD 275

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今日からきいていくのは、パラディアン・アンサンブルの「Sonatas & Chorales - J S Bach」です。このアルバムは2005年の録音。プログラムは、室内楽曲やオルガン曲をトリオ編成に編曲したもので構成されています。ここではオルガン・コラールをのぞいて、オルガン用ソナタからの編曲、室内楽曲からの編曲、それぞれ2曲のみを楽しむことにします。まずきくのは収録順どおりト長調のトリオ・ソナタで、原曲は2本のフルートと通奏低音のためのソナタ(BWV1039)。パラディアン・アンサンブルの編成は、パメラ・トービー(リコーダー)、ロドルフォ・リヒター(ヴァイオリン)、ズザンネ・ハインリヒ(ヴィオラ・ガンバ)、ウィリアム・カーター(ギター)の4人です。

CD : CKD 275(Linn Records)

CKD 275

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三位一体の日曜日にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーとイングリッシュ・バロック・ソロイスツによる「こよなく待ちこがれし喜びの祝い」(1723年11月2日初演)です。ガーディナーたちはチャールズ3世の戴冠式にも招待され、戴冠式の直前にバッハのマニフィカト(一部)、クリスマス・オラトリオ(一部)などを演奏していました。戴冠式でもそうでしたが、近年、ますます演奏の躍動感が顕著になってます。このカンタータの録音(2000年)でも、いまほどではないですが、キビキビした演奏をきくことができます。なお、独唱者はルース・ホールトン、ポール・アグニュー、ピーター・ハーヴェイです。

CD : SDG 138(SDG)

SDG 138

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