毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




聖霊降臨節をまたいできいてきた、ローレンス・オルダクの「Influences」(Klarthe KLA089)。これから楽しむのはイ短調のプレリュードとフーガ(BWV543)です。ここではもちろんピアノでの演奏(フランツ・リスト編)ですが、もとはオルガン曲。ロマン派の作曲家たちがいかにも好みそうなプレリュードで、ピアノでの演奏も楽しめます。

KLA089

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今週きいているローレンス・オルダクの「Influences」(Klarthe KLA089)。今日きくのは収録順どおり、フェルッチョ・ブゾーニ編「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」(「オルガン小曲集」)です。ブゾーニ編のこのコラールは人気曲で、多くのピアノ奏者が録音しています。このブログでは、マリア・ティーポ、クレア・フアンチ、フランチェスコ・ピエモンテージ、ザビヌ・ヴァイヤー、ジョアンナ・グッデール、ダヴィド・ビスムート、エドナ・スターン、シモーヌ・ディナースタインを紹介済みです。

KLA089

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春秋社から2022年10月31日に発刊された『チェンバロ大事典』。紹介しようと思いつつ、はや発刊から半年がすぎてしまいました。ほぼ500頁の事典ですが、ソフトカバーということもあり、手に取って読むぶんにも、さほど重くはありません。「チェンバロ、クラヴィコード、ピアノフォルテなど歴史的鍵盤楽器をとことん知る一冊!」で、「鍵盤楽器の500年に亘る歴史を一望」(ともに帯のコピー)するものとなっています。同事典は日本チェンバロ協会10周年記念誌として企画されたということ。執筆者にはチェンバロ奏者を中心に、研究者、調律師、製作家と多彩な名がならんでいます。構成は多岐にわたっていて、チェンバロ/クラヴィコード/ピアノフォルテ/作曲家・演奏家/演奏法/記譜法/通奏低音/教則本/曲集/ジャンル/音楽理論/楽器製作者/音律と調律/メンテナンスの14章です。また、付録として、「種々の鍵盤楽器の仕様・音域の一覧表」が第14章のあとにおかれています(付録執筆者のイニシャルは「WY」とあるのですが、巻末の執筆者プロフィールに該当者はいません。タイプミスなら「WT」の渡邊孝の可能性も)。同事典、チェンバロ愛好家は必携でしょう。

チェンバロ大事典

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これから楽しむのは、ローレンス・オルダクの「Influences」(Klarthe KLA089)から、プレリュードとフーガ第12番(「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」)です。オルダクは1967年、トールーズ(フランス)生まれのピアノ奏者。2018年録音のアルバムは、「バッハとバッハから影響を与えられた作曲家の作品を収録」(輸入元情報)しています。ちなみにオルダクが音楽において決定的な影響をうけたのは、ルシエンヌ・マリノ(アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの弟子)だということです。

KLA089

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