こ前の前の記事で「雄性先熟」(ゆうせいせんじゅく)について調べたので
「雌性先熟」(しせいせんじゅく)については簡単に述べると
植物の雌雄先熟とは、
種子植物において、ある花期のうちに個体内の個々の花が雌から雄へと性表現(ふるまい)を変えることを指す。
雌雄先熟は
一般に風媒花の植物に多く見られる(イネ科、カヤツリグサ科など一般に昆虫などを誘引するための花弁(はなびら)は発達しないので美しくない)。
===さて、
ふつう、花は一つの花におしべとめしべを備える雌雄同花(しゆうどうか)のものが多い。
このような花を「両性花」と呼ぶ。
これに対し、めしべかおしべのどれか一方だけしかそなえていないものは雌雄異花(いか)
その花を「単性花」という。単性花にはキュウリ、カボチャ、スイカ、カラスウリなどがある。
今回は「両性花」のなかで、「雌雄異熟」(しゆういじゅく)について述べ
「雄性先熟」「雌雄先熟」のまとめとしておきたい。
「雌雄異熟」とは簡単に言うと、両性花が(個体内あるいは花序内での)自家受粉(同花受粉)を避けるため、
(おしべが)花粉を成熟・拡散させる時期と、めしべが成熟するタイミングをずらすことである。(おしべめしべの時間差成熟)
花粉媒介者によって送分される遠くの固体から受粉して、多様な遺伝子の組み合わせで固体の多様性を維持しようという戦略である。
雌雄異熟について具体的に調べる前に、
動物の場合の雄性先熟 雌性先熟について調べその概念を明確にしておきたい。
つづく