この記事は勉強のため観察です。
キク科のヤマヒヨドリバナ
ヒヨドリがなくころ咲く、というが、これが咲くと奄美にアサギマダラが、北から海を越えてやってくる。
同じキク科のツワブキやセンダングサと異なり、舌状花はなく、頭花は散房状の花序で密生している。
丸印で示した各頭花には5個の筒状花がある。(10~20に分かれるフジバカマと区別される)。
筒状花の先端は、浅く5裂して鉄砲ユリの形に見える。なかから成長した雌しべの先が2つに分かれる。多数の糸状の雌しべは遠目には綿(わた)のようにも見える。
筒状花の長さは1センチ足らずで直径は1ミリほど。
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このあとの子房の成長、その後の種子の行方などは、観察第二部で調べて述べる予定。
5個の筒状花を内包する花冠をたてに割ったところ。
↑ ヤマヒヨドリバナで吸蜜中にカマキリに襲われたとみられるアサギマダラ。