奄美 海風blog

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ナンバンギセル 2 おしべ めしべ

2008年11月07日 | 植物

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このブログ2008年10月10日 (金曜日)
ナンバンギセル(南蛮煙管)
 からつづく。

写真は拡大します。あなたの研究のためご自由にお使い下さい。

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↑ おおきい雌しべの頭花  黄色

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↑ 花冠を二つにわる。なかはねばねばして、透明な糸を引く。

花冠筒の下の部分から合計4本のおしべの花糸がのびている。

花粉を媒介する虫などはいなかった。

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色も形も神秘的な? おしべ

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↑ 舟形の萼(がく)を半分だけ取り除いたところ

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↑ 受精が終わったあとか? めしべがむき出し、おしべの花糸がのびている。

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ナンバンギセルは、ススキやサトウキビなどの根元に寄生する。

養分は宿主からもらうので、光合成の必要もなく、葉はなく葉緑体もない。

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↑ とはいっても、これは宿主から1メートルほども離れている。

根の長さは、それほどあるとは思えない。寄生とは何か?

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↑ ナンバンギセルの根元 いらなくなった葉の退化した部分か?

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↑ 萼(がく)につつまれたつぼみ?

研究つづく


奄美大島がでるNHK 土曜ドラマ ジャッジ2 あす夜9時

2008年11月07日 | テレビ番組

奄美大島がでる

NHK 土曜ドラマ ジャッジ2 島の裁判官奮闘記

あす夜9時

【放送予定】10月25日(土)~毎週土曜日 連続5回
総合・デジタル総合   21時~21時58分
衛星ハイビジョン  18時~18時58分
衛星ハイビジョンの放送時間は「プロ野球中継」のある場合は17時になります。

ざんねんながら今回も見る時間がありません。ビッグダディも見てみたい(ときどきみているけど)。


キク科の観察 1-2 ヒヨドリバナ 2 におい 『日の移ろい』

2008年11月07日 | 本と雑誌

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きのう朝の大雨(名瀬9時台67mm/h 湿度95%)で林道の観察ドライブは中止。
長浜町では、朝は夕方のように暗く、県道では点灯して走っている車もあるほどだった。気象庁の速報では名瀬以外の奄美各地の観測点では、非常に小さい数字。

きょうは、あかるい日差し。↑

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↑ きのう6日11時ごろ写す。東シナ海側 知名瀬沖

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林道わきにはキク科のヤマヒヨドリバナが満開。
飛来のアサギマダラも急に増えた。

ヤマヒヨドリバナのにおいをかいだ。
微妙な芳香。人によって感じかたもビミョーかも知れない。

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←これを読んで、ヤマヒヨドリバナの「芳香」を確かめに行った。

昭和47年(1972)島尾敏雄の日記(日の移ろい p171)

 十一月八日 (きょうにあたる7日の日記はやすみで、よく9日、名瀬は「天気がくずれ、暗い荒れた感じにな」る。「二十七号台風の影響らしい。」)

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”家の門のそばの小菊の群れ花のにおいがとてもきつくなった。花のにおいというより、
けだものか、すえた人肌のようなむっとするにおいになってきた。そのまわりを茶や黒
や白の蝶が群らがり飛んでいて、動きはにぶいのにとてもしつこい。それを見ると胸が
悪くなると妻は言っていた。私もへんに頭が痛くなって吐ぎ気を催した。”

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ここは、名瀬の街の平地だと思うが、「小菊の群れ花」とは何の花だろうか?

「茶や黒や白の蝶」とは? アサギマダラか。

群らがり飛んでいて、動きはにぶいのにとてもしつこい

今頃の時期のアサギマダラの様子にている。

現在、長浜町の平地でアサギマダラをみることはほとんどない。

島尾は、小菊の群れ花のにおいも茶や黒や白の蝶もにがてだったらしい。

======余談ですが、

ちなみに大相撲もにがてだったらしい。

昭和48年(1973)島尾敏雄の日記(続 日の移ろい 7月6日 p141 後半)

夕方灸院に行くと、順番待ちの男たちが待合室で相撲を見ていた。
(名古屋場所初日か?)男たちに、島尾がどのような感じをいだいたかは、小説を読んでみてください。この小説は漢字をできるだけ少なくした感じがしてとても読みやすいです)

壮、老年の男たちの描写のあと、

”画面に写し出された力士の表情には、一触即発の緊張もあらわによみ取れ、じっと見ているとなんだかそのどれひとつとして神経症への迷いこみの契機を合まないものはないように思え、脳の組織の微妙な組み合わせの均衡でようやく保たれている底知れぬからくりが、実に危険な脆弱なものに思われてきて、正視していられなくなった。”

島尾はこのころ気鬱に苦しんでいた。