桜田門外ノ変 [単行本]
吉村 昭 (著)
amazon商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
安政7年(万延元年=1860)3月3日、雪にけむる江戸城桜田門外に轟いた1発の銃声と激しい斬り合いが、幕末の日本に大きな転機をもたらした。安政の大獄、無勅許の開国等で独断専行する井伊直弼を斃したこの事件を機に、水戸藩におこって幕政改革をめざした尊王攘夷運動は、倒幕運動へと変っていく。襲撃現場の指揮者・関鉄之介を主人公に、桜田事変の全貌を描ききる歴史小説の大作。
登録情報
単行本: 519ページ
出版社: 新潮社 (1990/08)
言語 日本語
発売日: 1990/08
商品の寸法: 19.4 x 14.4 x 3.6 cm
=====参考 映画
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のペリーにつづいて日本との通商を求めてハリスが日本にやってくる。
西郷隆盛が奄美大島に流されるきっかけとなる安政の大獄(あんせいのたいごく)は、1858年(安政5年)から1859年(安政6年)にかけて、江戸幕府が行なった弾圧である。
江戸幕府の大老井伊直弼や老中間部詮勝らは、勅許を得ないまま日米修好通商条約に調印し、また徳川家茂を将軍継嗣に決定した。安政の大獄とは、これらの諸策に反対する者たちを弾圧した事件である。弾圧されたのは尊皇攘夷や一橋派の大名・公卿・志士(活動家)らで、連座した者は100人以上にのぼった。wikipediaより。
西郷も追われ鹿児島に戻るが、(以下略)名を変え奄美大島・龍郷に潜居する(3年間)。(以下略)
しかし、この小説には、西郷やその他の歴史上の有名の人物はほとんど描かれることなく、ひたすら水戸藩(や薩摩藩 一人?)の脱藩者などの事件の実行犯の目線で事件が描かれ、事件後もその目線は続き実行犯たちのその後をつぶさに追う。そのことが複雑な幕末の政治状況や時代の雰囲気などをわかりやすくすると同時に読者にさまざまなことを考えされる。
著者はあとがきで、江戸末期の幕府崩壊までの歴史は「大東亜戦争」の敗戦にいたる経過に似ているとし、桜田門外の変は、2.26事件ときわめて類似した出来事の思えると述べている。
二・二六事件(ににろくじけん)は、1936年(昭和11年)2月26日から2月29日にかけて、日本の陸軍皇道派の影響を受けた青年将校らが1483名の兵を率い、「昭和維新断行・尊皇討奸」を掲げて起こしたクーデター未遂事件である wikipedia
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桜田門外ノ変 価格:¥ 2,243(税込) 発売日:1990-08 |
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桜田門外ノ変〈下〉 (新潮文庫) 価格:¥ 620(税込) 発売日:1995-03 |