図書館の郷土コーナー10月の新着図書の中から。
1968年8/10 初版発行
2011年7/30 復刻新版初版発行
一色 次郎 と言えば、1967年に『青幻記』で太宰治賞を受賞し、1973年に映画化された沖永良部が舞台の『青幻記』遠い日の母は美しくgoo映画http://movie.goo.ne.jp/movies/p19872/ =が有名。
この印象ばかりにとらわれすぎていた私にとって
これは意外な名著だった。
東京空襲の映像はTVなどでよく見るが、日記小説形式で書かれた文章は驚くほどリアルだ。なるほど映像トキュメンタリーと言えどもこうはいかないだろうという描写が随所にあった。これが「東京空襲の実態を書き残した、唯一のドキュメンタリー」だというのも驚きだ。
小説は、東京が初めて空襲をうける1944年11月24日、小田急下北沢駅歩いて5分の世田谷区北沢一丁目の線路の土手と台地に囲まれたアパートから始り、翌45年、九州への旅から東京へ戻る8月19日までで終わる。小説というよりドキュメンタリーと思って読んだが途中だいぶ急いで読んだ。
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amazon 内容紹介
名著復刊。戦争文学の記念碑的傑作。家族の葛藤と、スパイ容疑の恐怖と闘いながら、東京空襲の実態を書き残した、唯一のドキュメンタリー。
amazon 内容(「BOOK」データベースより)
連日連夜の猛爆に曝された、東京の空の下、家族の葛藤と、スパイ容疑の恐怖と闘いながら、空襲の記録を文化遺産として書き残した、唯一のドキュメンタリー。帰り着いた者の眼に映ったものは?戦争文学の記念碑的傑作。
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単行本: 317ページ
出版社: 河出書房新社; 復刻新版 (2011/7/7)
発売日: 2011/7/7
商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.8 cm
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東京空襲 価格:¥ 2,100(税込) 発売日:2011-07-07 |