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ポンカン いただきもの

2021年12月09日 | 日記・エッセイ・コラム

タンカンとも違う、独特な香りと酸味ひかえめ、やさしい甘さ。外皮はやや厚めでむきやすい。果肉をつつむ内皮はやわらく房どうしもはがれやすい。房のなかの粒には弾力があり果汁もあまりべとつかず独特な食感になる。これは房の数は10。数が多い方が甘くなるという。


ポンカンWikipedia 和名の中の「ポン」、poonensis は、インドの地名プーナ (Poona) に由来する。

完熟すれば橙色となり独特の芳香を有する。外皮はむきやすく、果肉を包む内皮は柔らかいので袋のまま食べられる。果梗部(柄と実をつないでいる部分)にデコが現われやすい。12–2月にかけて収穫される。

原産地はインドのスンタラ地方といわれ、日本には明治期に台湾から伝わった。

産地は柑橘類の中でも、特に温暖な地域に限られる。特に鹿児島県が全国一の産地として知られたが、近年では愛媛県に大きく差を開けられている。


映画『今日も嫌がらせ弁当』2019年6月公開

2021年12月08日 | 映画

映画『今日も嫌がらせ弁当』予告編

東京都八丈島が舞台。

反抗期の女子高生(芳根京子)への仕返しに、嫌がられても毎日毎日シングルマザー(篠原涼子)が
キャラ弁を作りつづけるという話。

月間約350万アクセスを記録する ブログ 『ttkkの嫌がらせのためだけのお弁当ブログ』の実話が元という今風の映画。

画面の色も明るめで、いわゆる田舎感はない。話の内容もそうだった。
篠原涼子の演技が思っていたよりよくておどろいた。

母の作るキャラ弁は次第に進化していき、そしてやがて二人の関係に・・、という話。


八丈島の緯度は大分県大分市と殆ど同じということだが、植栽が奄美の島とよく似ている
ということで注意しながら最後まで見た。

街路樹のビロウ樹が奄美大島名瀬の県道のそれと同じだと思う。

後ろの山は、やけに高く大きい。

そんな風景のなか幼かった娘が母と一緒に将来レストランをしようという場面から映画はじまる。

行ったことのない土地に行った気分になれるということも映画を見ることの効用の一つだ。

そこで、いろいろ八丈島について調べても見た。

八丈島はかつて流刑地でもあった。

八丈島は江戸、奄美大島などは薩摩。

奄美大島や徳之島、沖永良部島は西郷隆盛の流謫、遠島で有名。
そうした意味では八丈島は、戦国のイケメン武将「宇喜多秀家」が有名ではなかろうか。


宇喜多秀家は豊臣政権下末期の五大老の一人で、備前岡山城主。
関ケ原で西軍について改易され薩摩に落ち延びた秀家、結局1606年(慶長11)家康によって八丈島遠島となるのであったが。このころ秀家は薩摩の兵を借りて琉球を支配しようとしたという伝説が残っているという。

そういう意味意味では八丈島で似ていているし、歴史の上でも奄美沖縄と縁がまったくないわけではない。

このところ離島が舞台の映画を続けて見た。


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2021年12月05日 | 映画

↑ 知の繋がりのない兄妹が学校卒業後に沖縄の離島から沖縄本島に出て兄は妹の大学受験のために働き、レストラン開業をめざすという話。

191202 奄美大島北部東シナ海側ドライブ 動画de蘊蓄 宇喜多秀家 亀井茲矩
2019年12月03日 | 歴史 民俗


wikpedia
今日も嫌がらせ弁当
監督 塚本連平
脚本 塚本連平
原作 Kaori(ttkk)『今日も嫌がらせ弁当』

出演者 篠原涼子
芳根京子
松井玲奈
佐藤寛太
佐藤隆太

音楽 羽深由理
主題歌 フレンズ「楽しもう」
撮影 柳田裕男
編集 上野聡一
制作会社 日活
ジャンゴフィルム
製作会社 「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会
配給 ショウゲート
公開 日本の旗 2019年6月28日
上映時間 106分
製作国  日本
言語 日本語
興行収入 2億4900万円

テレビ放送2020年7月21日 火曜21:00 - 22:48 フジテレビ 8.4% 地上波初放送


一年前の記事 動画と写真 まるで鳥の鳴き声 「日本一美しい」アマミイシカワガエルの鳴き声

2021年12月07日 | 過去の記事
 
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映画『涙そうそう』2006年製作 東宝

2021年12月05日 | 映画

映画『涙そうそう』予告 出演:妻夫木聡/長澤まさみ

沖縄が舞台だったからというのもあったかもしれない。早送り再生なしで一気に見た。歳をとると泪もろくなって、何回かの場面で泣いてしまった。涙がそうそうというほどではないが。

この場面でナゼ泣いてしまうのか、自分なりに理由など考えてみるのも、自分の死無意識や深層心理をさぐるのに役立つかもしれない。映画でおのれの人生観までをも見ることになる。


2006年製作/118分/日本
配給:東宝

スタッフ
製作者:八木康夫
監督:土井裕泰
脚本:吉田紀子

出演

新垣洋太郎:妻夫木聡 つまぶき・さとし

(幼少期:広田亮平)
新垣カオル:長澤まさみ(幼少期:佐々木麻緒・春名風花)
稲嶺恵子:麻生久美子
島袋勇一:塚本高史
新垣ミト(おばあ):平良とみ

稲嶺義郎(恵子の父):橋爪功
新垣光江(洋太郎の母):小泉今日子
市場のおばぁ : 大城美佐子

第30回日本アカデミー賞
優秀主演男優賞(妻夫木聡)
優秀主演女優賞(長澤まさみ)


映画『乱れる』1964年製作 成瀬巳喜男監督 高峰秀子 加山雄三

2021年12月04日 | 映画

映画 『乱れる』予告編 成瀬巳喜男 Midareru Mikio Naruse

古い映画を見ているとよく高峰秀子にであう。これは名作。

高峰秀子の演技力、その多彩さに改めておどろいた。ラスト3分、宿の2階から、あわてて駆けおりて走るシーンが圧巻の演技、その表情で、それまでとは違う人物を演じているような・・。突然のラストはいつまでの余韻を長引かせる。名シーンに違いない。音楽と合わせ、なぜか昔のさまざまなドラマのシーンが頭をよぎる。

高峰秀子Wikipedia 子役から大人の女優へ成長、戦前・戦後を通じて半世紀にわたり日本映画界で活躍した女優の1人。1929年(昭和4年)に松竹蒲田撮影所で子役デビューし、天才子役スターとして活躍。ハリウッドの名子役シャーリー・テンプルとも比較されるほどの天才子役ぶりで名を馳せた。その後東宝、新東宝を経てフリーとなる。木下惠介、成瀬巳喜男監督作品に常連出演したほか、小津安二郎、豊田四郎、稲垣浩、五所平之助など日本映画界を彩る巨匠監督の名作に数多く出演した。1979年(昭和54年)に女優を引退し、その後はエッセイストとして活動。主な出演作品に『カルメン故郷に帰る』『二十四の瞳』『浮雲』など。夫は映画監督の松山善三

比べてみる。

原 節子 1920年6月17日 - 2015年9月5日。

高峰 秀子(たかみね ひでこ、1924年3月27日 - 2010年12月28日

1964年製作/98分/日本
原題:Yearning
配給:東宝

 

スタッフ
監督:成瀬巳喜男
製作:成瀬巳喜男、藤本真澄
脚本:松山善三 高峰秀子の夫
撮影:安本淳

キャスト
酒屋「森田屋」の次男・森田幸司:加山雄三
長男の嫁・森田礼子:高峰秀子
母親・森田しず:三益愛子
長女・森田久子:草笛光子
次女・森田孝子:白川由美
ほか

 


『古代史は知的冒険』 単行本(ソフトカバー) – 2015/1/6

2021年12月03日 | 本と雑誌

古代史は知的冒険 単行本(ソフトカバー) – 2015/1/6
関 裕二  (著)
5つ星のうち4.7    9個の評価

TV番組などを見ていると、なんだか古代史ブームなのかな、今、と感じる。
確かに古代史にはまると他の時代の歴史がつまらなく感じてしまいそう。(その前に読む時間がなくらりそう)

特に鬼の話がおもしろかった。天皇にも通じてしまう「表裏一体だった神と鬼」
物、モノと鬼の話も。P94

 「古代史の謎の要は継体天皇」「酒池肉林を繰り広げた武烈天皇」 

 「持統天皇が天照大神になった?」

何かの本で読んだ記憶。中国の四字熟語に「継体持統」があり皇統を維持するために
26代「継体天皇」は25代「武烈天皇」が崩御で途切れそうになった皇統をつないだ存在で体制をつなぎ41代「持統天皇」は夫の40代天武天皇とまだ幼い孫の軽皇子の中継ぎとして即位した。

など、天皇の諡(貴人の死後に奉る、生前の事績への評価に基づく名)には、その人物イメージと重なるような、あるいはまったく逆のイメージだったり。


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内容(「BOOK」データベースより)
大胆な推理・緻密な分析・ユニークな視点!これ一冊で“通”になれる古代史エッセイ。
著者について
古代史研究家


amazon 登録情報
出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (2015/1/6)
発売日 ‏ : ‎ 2015/1/6
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 252ページ


映画『長いお別れ』中野量太監督 劇場公開 2019年5月31日

2021年12月01日 | 映画

5月31日公開『長いお別れ』本予告

2019年5月31日に公開。テレビ東京開局55周年記念作品。第11回TAMA映画賞で最優秀映画賞を受賞

『長いお別れ』は、中島京子による小説、及びそれを原作とした日本映画(2019年公開)。

アルツハイマー型認知症を患った父が徐々に父でも夫でもなくなっていく家族の10年を追った連作短編集

映画レビューサイトでは高い評価が多い。
原作者の実体験がもとになっているがフィクションである。

想像していたより認知症の悲惨さはなく、ほのぼのや、おかしみのほうがつよい印象。

英語で認知症dementiaは「long goodbyeとも言う」と作中のセリフにあった。

  『長いお別れ』または『ロング・グッドバイ』(原題:The Long Goodbye)は、1953年に刊行されたアメリカの作家レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説

タイトルからも想像されるように、映画も悲惨さなどは薄められて感じられるのは
「お」がついているからだろうか。10年かけて認知症の症状は、まだら模様のように悪くなった、よくなったりしながら10年かけて進行していく。

同じ中島京子による小説で第143回直木三十五賞受賞作『小さいおうち』を思い出した。

このブログ 映画 『小さいおうち』2014年、監督・山田洋次 原作 中島京子 
2021年04月06日 | 映画

私の世代は、いま老老介護の最中というひとが多いのだが、
作中の父東昇平:山﨑努の認知症はそろそろ私の年齢にちかいところからはじまる。
あまり実感はない。しかしいつ自分がそうならないか保証はなく、コロナどうよう「可能性」への「恐れ」はある。可能性が一%か百%かは普通は問わない。それがまわりにどの程度の悲惨さをもたらすかも真剣には問わない。(新型コロナでも、毎年のインフルエンザと比べてドーなのかはTVではほとんど問われない、答えない、のだが)

long goodbyeも「長いお別れ」も悲しみや悲惨さの度合いは「さよなら」や「死別」よりも低く、「恐れ」は実体験をした人にとってはそれ

ほどのものではなく、明日のことを思い煩うなかれ、と意味がこもっているのだろうか。

キャスト
東芙美:蒼井優
今村麻里:竹内結子
東曜子:松原智恵子
東昇平:山﨑努

長いお別れ (文春文庫) 文庫 – 2018/3/9
中島 京子  (著)

かつて中学の校長だった東昇平はある日、
同窓会に辿り着けず、自宅に戻ってきてしまい、
心配した妻に伴われて受診した病院で
認知症だと診断される。

長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 7-1) 文庫 – 1976/4/1
レイモンド・チャンドラー  (著), 清水 俊二 (翻訳)