河内観心寺へ行った時に、その境内の一角に「楠公学問所」という建物があった。
この千早赤阪村は、楠木正成の生誕の地である。 楠公さんの「産湯の井戸」があることがすんなりと受け入れることができ、水仙の丘で美しい水仙の花を見、香りを満喫した後、駐車場の近くに、下のような案内板を見て、田圃の間に道が整備されているので行ってみることにした。
大きいほうの石柱の文字が、かろうじて「楠公産湯井戸」と言う文字が読めた。読みづらいほど彫りが摩滅してはいたが、その摩滅の状態が、この井戸に関する歴史の事実を表しているように思われて~~~
千早赤阪村での、「楠公さん」の生誕の第一歩の井戸へと整備されたいた階段を降りていった。 階段はわりに新しく設備されたのだろうが、それまでは、竹やぶの土手道を、この井戸に降りていかねばならなかったのを、村で歴史を大切にしていることが分かる。
小さい井戸であるが、何処からか清水が沸いてきているのだろう、そこに落ち葉がある。しかし水は澄んでいた。
この井戸の水を汲んで沸かし、産湯として使ったのだろうと、下にある説明文を読んだ。
この辺りは車でよく通過していたが、歩いていたので、この井戸にいく機会を持てたし、村人の「楠公さん」への思いの熱さも伝わった。ちなみに金剛山を越した私の町でも、やはり楠木正成と呼ぶより「楠公さん」と呼ぶ高齢者が多いことに気がついた。
11774