昨日道明寺天満宮へ行ってきた。 昨年は行かなかったので、その前に行った時には「出てきて、怒らんといてよ。」と観梅の券を売っているおじさんに、言われたのは2~3年前だったと思う。早咲きの梅しか咲いていない時期に行ってしまったから、そんなふうに一応断りを言ってから入園した。
よほど、道明寺の梅にはご縁がないのだろうか、昨日は発券所には人がいなくて、「ご自由にどうぞ」といった感じに梅園は開放されていた。
無料の観梅に、期待少なく入園したけれど、園内に入ったらとてもいい香が漂って、名残の梅の香に満ちた散策路を歩むだけでももう満足感で一杯になる。
園内はとても綺麗だった。このような朧な感じが好きである。
一つだけ残念だったのは、メジロが全くいなかったことだ。 初めて来た時メジロが沢山飛び交い枝に留まっていたのを、「ウグイス」と間違った恥ずかしさが忘れられない。その話を家でしたので、未だに春になってカメラを持って出かけるときに、「メジロ」・憶えとるか?」と息子にからかわれる。
それにしてもメジロは何処へいったのだろう。
本殿裏の紅枝垂れはまだまだ見頃を保っていてくれたのは嬉しい。
初めてこの梅園で観梅した時には、この紅しだれはまだ木の丈は低かったけれど、元気に育ってきている。花の旬は過ぎたけれど、形よい姿の枝垂れである 。
撫で牛さんはどれくらいの人の願いを受けて、撫でてもらっているのだろう。私の願いもやはりよく光っている所だった。
小林一茶の句が、榊莫山さん揮毫の句碑として、参道を歩く人の目を留めている。
参道に出てくると、サクラがこのように咲いていた。ソメイヨシノではないだろうけれど、ここでも梅と桜と一緒に観ることができた。
午後から雨の予報が出ていたので、余りゆっくりと観梅できなかったけれど、名残の梅は、大阪道明寺天満宮の「梅朧」の中の散策も良いものだった。
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