この位置に立つと金剛山が正面に見える。雪の多かったこの冬、奥吉野の山が雪の中に隠れているとき、山肌を雪に包まれて真っ白に見えたのが、この辺りだったのかと、改めて、今高い位置にいることを実感する。
南朝の歴史の郷の山は、今2万本の梅の開花に包まれて、遠景はまるで雲海のようである。
梅の花は、万葉集ではどれだけ詠まれているのか、興味があったので調べてみた。 一番多く詠まれているのは、萩の花でそれに次いで梅が2番目であった。 119首に詠まれているとのことで、雪と一緒に詠まれているのと、鶯と共に詠まれているのが多いそうだ。 万葉人にこよなく愛された春の花、梅を詠った和歌を、画像とは関係なく、デジブックの中に挿入することを試みた。
興味のある方は、難しい和歌の解釈を抜きにして、万葉人と梅との関わりをそれとなく感じてもらえたらと~~~。
デジブック 『賀名生梅林・観梅』