「土曜、日曜と園がお休みなので、今年は笹飾りを早く作りました。笹の葉が枯れ始めたので、この前頼まれていましたので、気になって・・・」という連絡を頂いたので、すぐに近くの保育園に行った。
「この前頼まれていた」というのは、洞川に見学研修に連れて行っていただいたときに、バスの中で園長先生に七夕飾りを今年も見せて欲しいとお願いしたのを、心に留めておいて下さってのありがたいお電話だった。
最近夕食後、1日の最後のウォーキングとして、家から駅のロータリーへ行きそこを一回りしてくるのが習慣になっている。 その時保育園の近くを通るのだが、中に入ることもなく「遅くまで明かりがついていて、ご苦労さんだなぁ」と、思いながら、その辺りから次第に緩い坂道になるので、大またでせっせと歩き過ぎてしまう。
だから私が、保育園を訪れるのは1年に一回、まるで七夕様の日のように、園児の作った可愛い作品を見せてもらえる楽しい日となっている。
七夕飾りのある教室の並びの見えるほうに行くと、カラフルな遊具と美しい芝生の緑が目に飛び込んできた。情操豊かな子供たちがこのような整った環境から生まれるのだと、ここに来ると何かしら、気持ちが子供にかえったようになる。
愛嬌のあるパンダちゃんが大きな遊具の後ろからそっと顔を覗かせていたので、UPで登場してもらった。
年齢ごとの各教室の前の廊下に、子供たちの願いで重くなったような七夕飾りが立ててある。お願いの短冊の託した夢がお星様に届きますようにと、きっとこの一連の作業を通して、園児たちは心豊かな時間を持つことができただろう。 また幼い手で折った折り紙細工には、織姫様や牽牛様への、精一杯のプレゼントとなっているに違いない。 自分がして欲しいことを、人にしてあげられる。小さい時から積み重なっていく優しさなど、遊びや行事に参加することで、はぐくまれていくという。
そんな行き届いた幼児教育が園内の隅々にみられる。だから七夕様の日が、毎年楽しみな私である。
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玄関ロビーに容器の中で元気に泳ぎ回る沢山のめだかがいた。
最近なかなか自然の川や田の水の流れの溝では、見ることができなくなっているのに良くこんなにいたものだと感動しながら暫く見つめていた。