護摩供養の準備のできた弁天神社
善教寺・奥田地区のお寺
蓮の花を担いで行者さんの行列は先ず善教寺にお参りする。浄土真宗本願寺派。お寺の略縁起によると、境内はもと天武天皇白鳳三年、役小角創建の捨篠院の旧跡であったと伝えられている。また本堂前右側に役行者産湯の井戸の跡があったと、役行者とこの奥田の地との深い繫がりがパンフレットに記されている。
行者さんの行列が次にお参りしたのは福田寺(行者堂)である。
ここは旧捨篠院とも言う。役行者の誕生所といわれ。その母の住んでいたところと伝えられている。行者堂には母の寝像があり涅槃像といわれ、お釈迦様の涅槃のお姿のようだとのことである。
この二つのお寺に行列が入ったとき、この先行列は役の小角の母のお墓を参拝して捨篠池を一周して再び弁天神社に戻るまで少し時間があるので、知人のお宅に寄せていただいて、涼しいお部屋で持参したお弁当を頂き一息つくことができた。
昼食を済ませて、通りを一つ曲がると丁度行者さんの行列が、神社に向かってくる所が見えた。青々と伸びた緑の田の向こうの道を列を成して歩まれる姿に、涼しいところで先にお食事をさせてもらったのが申し訳ないような気持ちになり、知人と神社へ急いだ。
梅雨が明けた模様と、昨日の夕方ラジオで聞いた。昨日は猛烈な暑さの日だった。お役目の方々は本当に大変な日となったが、神仏がお守くださっているように、弁天神社の木陰は、池からの風か時々いい風が頬を撫ぜる。
行列のお帰りを待つ人で神社は一杯になってくる。幸、いい場所に立つことができて、これからの神事の終わりまでここを動かずにいようと・・・。
法弓の役目をされる行者さん弓を拝殿に差し上げてお清めをする。
護摩壇を中心として、結界四方を清める。矢が放たれると、周りの人たちからホウという感嘆の声が漏れる。
法弓の次に法剣の作法で、四方を清める。お不動さんのお迎えの儀式なのだろう。 今まで護摩焚きの最初からこんなに丁寧に見ていたことがなかったので、神仏を混合したような厳かな所作の一つ一つをカメラと瞼に納めた。
いよいよこれからお焚き上げの火入れに入り、蓮取り神事のクライマックスの大護摩の炎の中に不動明王をお招きする。
9778