もしかすると、歳をとるのは
楽しいことなのかもしれない。
歳をとればとるほど、
思い出は増えるのだから。
そしていつか
その持ち主があとかたもなく
消えてしまっても、
思い出は空気の中を漂い、
雨に溶け、土に染みこんで、
生き続けるとしたら...
いろんなところを漂いながら、
また別のだれかの心に、
ちょっとしのびこんで
みるかもしれない。
時々、初めての場所なのに、
なぜか来たことがあると
感じたりするのは、
遠い昔のだれかの思い出の
いたずらなのだ。
以下略
(夏の庭、湯本香樹実)より
大体朝1のメールが「今日のいいことばネット」からの配信である。なんとなく読み過ごしてしまう言葉もあれば、「そんなことはないよ」と少し反感して見たりすることもある。
「そうそう、全く私もそう思ってるよ」と拍手しながら何度も読み返してから、いいことばのファイルに移動しておくこともある。そんな記事を何度かここに書いたこともある。
いずれにしても心に響く言葉と出会える朝の楽しみがあるのは、私にとって1日の出発としていいことだと思っている。