カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

「あかり」 五條市K邸の庭に「おわら風の盆 」 1

2008年08月16日 | ☆ ふるさと・大和




8月15~16日は、この町の吉野川祭りである。

その期間中駅前商栄会通りから少し南に入ったところにあるK邸では、ご近所の人たちの手作りの灯りと、Kさんご夫妻の大作の灯り、さらに灯りの工芸展に入賞された方の、温かい心の篭った灯篭と、座敷を利用しての、素晴らしい灯りの集いが開かれ、「どなたでもごらんください」と優しいメッセージが門の扉に貼られている。

Kさんの奥様と、ご町内の若鮎さんから、
「今年が最後になりますので」とのお知らせとお誘いのお電話をいただいて、昨夜お伺いした。



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風の盆の歌のメロディーを聴きながら・大和から富山へと誘われる、K邸お庭の灯り
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(下の小さい窓の画像に、マウスを持っていきますと、大きい画像が、上に出ます)

生垣や、築山の植え込みの間に並んだ燈籠の灯りだけの道を辿って座敷の見える庭に立ったとき、そこに広がった灯りの中のシルエットにはっとするような感動が走った。
Kさんご夫妻の今年のテーマは「おわら風の盆」と、表に書いてあったのだが、
その作品素晴らしさは、6年続いたお盆の「あかり」のフィナーレを飾るにふさわしい大作である。

昨年かぜの盆に合わせて旅行されてから、その時の感動を、今年の「あかり」として持ってこられるまでの、お話を伺って、共同作業のご苦労が、このように感動を与えてもらえたのだと、まだ行ったことのないおわら風の盆への憧れが郷愁を伴って私を包んでくれた。

テレビや映画で観て、イメージとしてインプットされていた、艶やかで優雅な女踊り、勇壮な男踊りが、シルエットの中で、さらに増幅されてくるのいつまでも観ていたいK邸の「あかり」おわら風の盆であった。

その後ろの手作り燈籠だけが浮かび上がる中に立って、今年でなくなってしまうのがなんと寂しいことだろうと思うのだった。


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再びの燈花会

2008年08月15日 | ☆ ふるさと・大和





浮雲園地を北へと燈の中を歩いていった。
8日に来た時より人出がかなり多いのは、お盆休みに入っているからだろう。
ここでは、人が多いので三脚を使わないようにとの注意をしていた。



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ぐるり火の鳥を一回りして
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春日野園地の火の鳥をもう一度見たくて、ここを目的としての再びの燈花会だった。
他の会場では、燈の色が白の中に蝋燭の橙色で統一されているが、火の鳥のところでは、手塚治虫の火の鳥を演出しているため、蝋燭たての容器の色が違って配置されている。
後ろの方で「これ何?」という声がたびたび聞こえた。
一部を見ただけでは、「わぁ綺麗!」と感嘆するけれど、全体像が分からないくらいの大きさである。
確かに高い位置からでないと火の鳥の羽ばたく姿は分からない。
そこで、火の鳥の周りをぐるっと一回りしてカメラに収めていった。
ここでは三脚が使えたので、ハンドル操作だけで少し場所を変えたり、歩いての位地移動をしたり、とにかくぐるりと火の鳥の周りを1周した。





上の2枚は、浅茅が原の竹燈である。
下の1枚は、ハート型の燈の中に入って記念撮影をしている女性だが、燈全体が入らなかった。
夏のいい思い出の1ページになることだろう。

竹燈を頭の上に見ながら、竹燈の道を南へと進む頃、ものすごい人出ですっかり疲れてしまった。
雨で思案していた人達が一斉の会場に出かけてきたのか、人に酔うほどで参った参ったの感じで、五十二段を下りて猿沢池の向こう側に行きたいと思ったが、石段を下りる元気がなく、興福寺で今回の燈花会見物は終わりにした。


お ま け

サトイモ? 石鹸? いえいえ、これこそあの燈の花の主・蝋燭です


薬王寺~最御崎寺
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奈良県庁屋上からの眺望

2008年08月14日 | ☆ ふるさと・大和




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奈良県庁屋上からの眺望
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今まで下から見上げていたものが、県庁屋上に立って、自分の目線真っ直ぐに見る感動が、何もかも、初めて見たような感動となって私を包んだ。
それが、慣れ親しんだ興福寺の五重塔であったり、南円堂の立派な屋根、さらに大仏殿の金色の鵄尾に飾られた大屋根であるのだから・・・。
燈花会の期間中は午後5時から、屋上を開放している。
視界が広がることは、こんなにも素晴らしい古都を満喫させてくれるものであることの再発見である。




スタッフの女性のTシャツのせんと君



ここにもせんと君・県庁の前庭の燈花会




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奈良国立博物館・特別展・西国三十三所

2008年08月13日 | ☆ ふるさと・大和



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豪雨を見つめていた西国三十三所展覧会の鑑賞の後
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8月1日から9月28日まで、奈良国立博物館で開催されている特別展・「「観音霊場の祈りと美」と題して西国三十三所の展覧会にお誘いいただいて、燈花会の期間にと昨日行って来た。

西国三十三所の巡拝は二巡している上、私の守り本尊は観音菩薩であることからとてもいい機会を得たことがありがたい日だった。
静かな荘厳な雰囲気の会場で、観音菩薩にそっと手を合わせながら、間近に拝観するいいひと時だった。
ふと気が付くと、異様な物音が館の屋根を打っている。
今度はよく耳を澄ますと、屋根を打つ激しい雨音なのだ。

階下の三十三所の素晴らしい写真展の鑑賞を終えて、庭の見える館外の深いひさしの休憩所に出ると、話す声も雨音に消されてしまうほどの降り方である。
閉館時間までに止まないと、あの豪雨の中に出なければならないと心配していたが、5時前に小雨になって、館内にいた人も次第に外に出て行った。

幸い展覧会を観ている時間の豪雨だったが、公園を歩いている時だったら、どうなっていたことやらと思う。

今日気象庁の奈良のデーターを見ると、昨日は1時間雨量が30mmと出ていたが、10分間で11,5mmの時間帯もあったようで、大きな建物の中にいることの安心感は確かにあった。

ボランテァの人に尋ねると、燈花会は予定どうり行われるとの事で、それまでに食事をと、志津香に行くと、いつもは行列のできるような時間帯だったが、大雨が人の足を止めたようで、1番目に席に付くことが出来た。
美味しい釜飯をご馳走になる。
帰りには、席待ちの人で玄関の外まで人がいて、雨もラッキー、食事もラッキーと話しながら、県庁に向かって歩く西の空も明るくなってきて、「全て良し」の燈花会の始まりとなった。


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緑の田の上を風が渡った日

2008年08月12日 | ★ 日々の呟き







雲ひとつない夏空の下で、裏の田圃を渡る風がちょっぴり涼しかったのは朝だけ。

波打つような青田は、強い太陽と適当な夕立のお陰で、日に日に成長するのが分かる。





よく見るともう稲穂が出ている。
頭を下げているのも目に入る。
ついこの間田植えだったような気がするのに、
早いものだ。






昨日は、お寺さんがお盆のお参りに来てくださった後、夫方のご先祖さんのお墓と、実家のお墓、小さい頃可愛がってくれた父方の叔母のお墓と3箇所のお参りを午前中に済ませてきた。
我が家のお墓は13日にお参りすることにした。

実家のお墓のあるお寺の境内に、睡蓮が綺麗に咲いていた。
光がいっぱいだったので、日傘で影を作って撮った。





睡蓮の鉢である。
陶磁器の鉢の模様葉、この面だけ撮ったのだが、周りはどんなだったのか、これを見ながらこの次には、どの面もよく見てこようと思う。







今朝の自宅近くの風景。
夜明け前から裏の方で草刈機の音がする。

気温の上がらないうちに農作業をしている。

周りが大雨だったせいか、早朝は涼しい。
外に出ると上着が欲しいくらいである。
日の出少し前、ちょっぴり秋を感じるが、日中は猛暑を予報している。

薬王寺~最御崎寺


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