カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

稚児行列と行者さん

2008年08月06日 | ☆ ふるさと・大和




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稚児行列
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小さいながらも行者の装束をきちんと身に着けた稚児たちは可愛い。
少子化で村内の稚児年齢の子供が少ないと、見物の人達が話していたが、パンフレットにも村内外からの行列募集の記事が載っていた。
伝統のあるこのような行事がいつまでも続くことを願っている。


隣の旅館に宿泊の行者さん



稚児行列が済んだのでぶらりと外に出た。
そこで出会ったのが、女行者さんで、名古屋方面の行者講の人との事だった。
これからバスで女人結界門のところまで、朝早く大峯山にお参りした男性の行者さんを、迎えに行くのだといいながら、バスが来るまで気軽に写真を撮らせて下さった。
とても凛々しい姿である。
私たちが泊めて貰っている隣の旅館が、定宿だそうだ。




暫くして外が賑やかになってきたので、出てみると、お迎えの女性も交えて沢山の行者さんが旅館の前に帰ってきている。
全員が門内に入ったところで、一斉に合掌しながら般若心経を唱える。
無事に行を終えた報告と感謝の祈りなのだろうと思いながら、「お疲れ様」の気持ちで行者さんたちに合掌した。


明日お山に入る行者さん


横の赤い橋を渡ると突き当りが龍泉寺なので、夕暮れ近くのお寺に行ってみた。
実に涼しい。
役の行者像のある池で水行をしている人がいた。
神聖な行なので写真はどうかと気になって、尋ねてみると、ここでも快く承知してくれた。



左の行者さんが、池に入る人に塩でお清めをした。
「ひゃぁ!冷たい!」の声。
行者像から落ちる細い滝にかかってから、池に座り般若心経を唱える。
明日の早朝お山への行に入る前に、禊の行をして無事お参りできることをお祈りするのだと聞いた。



静かな境内に般若心経が厳かなくらいに響く。
このようにして行者さんたちは、大峯山の祈りの道を登っていくのだと、話では聞いていたが、目の前にして厳しさに向かう構えが前夕から次第に出来ていくのだと知った。

薬王寺~最御崎寺
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ハーレーダビットソンのかっこいいパレード

2008年08月05日 | ☆ ふるさと・大和



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ハーレーダビットソンのパレード
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おしゃべりをしたりテレビを見たりして寛いでいる時、広報車から、今日のパレードのお知らせが入った。
何のパレードか聞き取れなかったが、みんな通りに向かって開け放され縁側に出だ。
午後2時前くらいだった。
通りの下のほうから、エンジン音と共に超カッコいい、ハーレーダビットソンが、次々と目の前を通り過ぎていく。
サイドカーの付いたの付いたのもあり、ワクワクした気持ちで、迎え、見送った。
女性のライダーが一際目を惹いた。

若草色の旗には、「奈良若草ハーレー会」と書いてあるのが見えた。
ピカピカに磨かれた王者の貫禄が誇らしげに旅館街をゆっくりと、パレードしていった。
時々見かけることはあったが、こんなに多く集結したハーレーを見たのは初めてだった。

薬王寺~最御崎寺

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洞川行者祭り

2008年08月04日 | ☆ ふるさと・大和



洞川行者祭は、大峯山の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)が冤罪で島流しされ、無事に大峯山に戻った際に村民たちが熱狂的に祝い迎えた様子を鬼踊りで表す祭である。
毎年8月2日、3日に大峯山中唯一の奇祭として行われている。

ごろごろ水を年に何回か汲みに行っている洞川だが、この期間は大変な人出と聞いて敬遠してきたが、今年初めて、いい友達のご縁のお誘いで、3日4日とお泊りで、洞川へのお誘いを受けた。


車で通り過ぎるだけの旅館街だか、私たちが着いた3日は、もう祭りムード一色で賑わっていた。
旅館街の丁度中ほどの通りに面したTさんの生家が、この日にお世話になるお家だ。
「不動明王」の見事な書が、掲げられている部屋が、表通りに面している。



先ずは、2日分の食料を奥の部屋に運び入れる。
4人の女性と、この家の持ち主Tさんの1泊2日分の食材は、献立を考えく前日買い物をしてずいぶんお世話をかけたことに感謝する。
広い座敷で、修学旅行気分でわくわくしてくる。



今はここに住んでいないTさんに頼んで、この家の表を家守のようにして日頃店として借りている、おばさんの商品の中で、目立ったのは、行者さんのほら貝と、お尻につける毛皮で、洞川らしい品だと思った。



おばさん手作りの蕨餅を頂き美味しさに感激する。
お友達のY子さんは、拘りの香りの良いコーヒーを入れてくれる。
このときほっとした気分で、洞川の涼しいこと今更のように気が付く。



お向かいの旅館の階下だけでなく、2階のガラス戸を皆開け放している。温泉街のどの旅館の表が開放的で、涼しさをいっぱい受け入れているようだし、表のお出迎え木札には、各県の行者講の名前が書かれて、この温泉街の人数はどれくらい膨れ上がっているのだろうかと想像するのも楽しい。

全くクーラーなどを必要としないのが何よりも嬉しい。

薬王寺~最御崎寺
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雲が黄金色に輝く時

2008年08月03日 | ★ 日々の呟き




この雲がもっと発達して、夕立を期待していたが、この日も天からのシャワーがなく、日没後庭木にホースでのシャワーをしてやる此の頃である


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黄金色に輝く雲
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そして夕暮れ時
発達しないままの雲が、日が山に入った後に、反対の東側で、見事な輝きを見せている。
西の空の夕焼けの色は、「静」だとすると、今日の太陽の残照は「動」と見える。
静も動も、1日の終わりのごく短い時間である。

空の画布には、2度と同じ絵は描かれない。


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ことぶきマット編み上げの記

2008年08月02日 | ★ 日々の呟き




暑い暑いと汗をかきながら、7月中に編み上げておかないと、8月は、何かと忙しい月なので、自分に課したマット編みの作品の仕上げに、少しの時間の隙間を見つけながら、編みすすめた7月だった。

ことぶきマットは9月の敬老の日までに(8月中)、今年80歳を迎えた市内在住の、退職公務員の方への、退職女教師ひまわり会からの贈り物として届けることの続いている行事である。

ひまわり会の会員も、退公連(全国退職公務員連盟)に皆加入しているので、その中の女性部としての活動でもある。




今年80歳になる会員さんは18名と聞いている。
編み手が少なかったが、若いひまわり会の人(若いといっても定年退職をした人は60歳だし若年退職の人もいるが・・・)、意欲的にマット編みに挑戦してくれる人が増え、心強い。

材料を見ながら3枚は編めると思っていたが、あと少しで完成といったところで、縁取りの色の糸がなくなってしまった。
製図をしてくれたKさんは、全ー1320、文字364、背景ー676、縁280と書いてくれているが、アバウトな私は、大体これくらいの量で足りると思いながら色を揃える。
それが甘くて縁の70個余りが足りなくて3枚目は未完成となってしまった。



材料をあずかってくれている人の家に行って、良く似た色を探してこよう。

これは、糸より作業の時の写真である。
ごっちゃ混ぜの糸を机の上に広げ、月1回より分け作業をする。
同じ色の糸をビニルの小袋にそれぞれより分けて入れる。
しんどい作業であるが、大体15人余りの人が、自分の予定の入っていない時に参加してくれる。
この作業があってこそ、編み手は、スムーズに編み進めることが出来るので、重要な役割である。
一つの事を成し遂げる時、それを支える細かい作業がとても大切であり、人それぞれ、できる作業の分担は、どの社会でも同じなのだと思っている。






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