お湯の国 日本

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高村光太郎(時間湯のラッパ・・・草津温泉)

2003年10月29日 |   ✑文学逍遥 紀行

映像:草津温泉囲山公園にある高村光太郎直筆の原稿用紙が刻み込まれた文学碑

高村光太郎も草津の名湯を頼った。半ば無邪気な稚児同様の愛する智恵子を伴い。
草津温泉の治癒力を頼ったのだろうか?湯畑源泉の荘厳さに心を打たれ、智恵子
の心の病の回復を願ったに違いない。智恵子には草津の湯が似合っていると吐露。

碑文:「時間湯のラッパが午前六時を吹くよ。朝霧ははれても
    湯けむりははれない。湯ばたけの硫気がさっとなびけ
    ば、草津の町はただ一心に脱衣する。

所感:草津の湯でも恋の病は治せない・・・、性病、皮膚病とか総合失調症、神経
   痛、身体機能改善に効果があると全国から湯治者が参集する駆込み寺的存
   在の草津温泉。光太郎の碑文の時間湯のラッパは入浴治療の入浴時間を管
   理する湯守の合図の事を書いている。智恵子の病を治したかったのだろう。

参照高村光太郎(無垢の愛)探訪紀行

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