辰子姫像は衝撃的だ。エキサイティングな黄金色に最初は違和感を感じたもの。
しかし近年、この像を見る度に深い感銘を覚える。それは湖面と背後の深い緑
に映える姿が妙に合っている。単なる金ピカ主義ではなさそうだ。作者の意図
なのか。ブロンズ色とは又違った味わいだ。 辰子姫の永遠美が伝わってくる。
参考:1940年玉川ダム建築に伴い、秘湯玉川温泉の強酸性(PH1.1)
の源泉を田沢湖に流し込んだことにより、生物は死滅、鉄鋼系は激しい
強酸腐食に襲われた。辰子像の金色塗付はその腐食を逃れる為だという。
作者:岩手県出身で、当時東京芸術大学教授・彫刻家の舟越保武
参照#①忘れえぬ人辰子(辰子姫像) ②船越保武(美の伝導師)探訪紀行
映像:田沢湖畔に佇む辰子姫像。黄金色の輝きが、湖面に永遠の輝きで映える。
北東北3県連携事業の下見として田沢湖・秋田駒ケ岳にやってきた。田沢湖は
本州では一番の透明度を誇るが湖畔では水上バイク等およそ自然景観とは無縁
のマリンスポーツが盛んだ。観光地の将来を暗示している現象が垣間見られる。
参考:辰子姫はなぜ黄金色になっているのか?それはこの湖に流れる川の源流
に強酸性の玉川温泉が注がれているからだ。現在は、途中で中和工場が
あり強酸性は無くなったが、酸に強い塗料が黄金色で今も継続している。
初恋:筆者の初恋の人の名前が「〇〇」であった。その後、年月が経ち経験を
重ねる程、忘れえぬ女性とし心の片隅に今も息づいて、辰子像に重なる。
参照#①初恋の園弘前高校「鏡が丘記念館」 ②船越保武(美の伝導師)探訪紀行
秋田駅。秋田県で一番立派な駅。在来線型の新幹線であるが秋田新幹線が乗り入れる駅
は綺麗で、機能的であった。駅から東口へ抜ける東西自由連絡路この先に『温泉検定』の
試験会場秋田市民交流プラザがある。秋田県民の皆さん11日は泉研隊長が待ってます。