お湯の国 日本

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高村光太郎ゆかりの犬吠埼 (房総半島)

2016年07月15日 |   ✑文学逍遥 紀行

映像:漸く辿りついた犬吠埼は雨交じり、やはり鈍色の海は吠えていた。

とうとう、犬吠埼に来た。筆者が犬吠埼に興味を持ったのは高校時代だ。
日本詩歌大全集を読み耽り、高村光太郎の詩に出会った衝撃的な青春期。
高村光太郎と長沼智恵子が再会した犬吠埼。僕は漸くここに辿り着いた

『…いやなんです
 あなたのいつてしまふのが
 おまけにお嫁にゆくなんて
 よその男のこころのままになるなんて…』 (智恵子抄~人に~より)

『…あれが阿多多羅山、
 あの光るのが阿武隈川。
 ここはあなたの生れたふるさと
 あの小さな白壁の点点があなたのうち…』(智恵子抄~樹下の二人~より)

『…智恵子は東京に空が無いといふ
 ほんとの空が見たいといふ。
 私は驚いて空を見る………』    (智恵子抄~あどけないはなし~より)

光太郎と智恵子が通った樹下(詩碑の丘)好きなフレーズを朗読した日が懐かしい

参照# 智恵子抄:樹下の二人(高村光太郎&智恵子)

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