リニューアル再掲:十三の砂山石碑 (2007.08.08)
映像:十三湖河口に建つ『十三の砂山』の記念碑。その先には『津波の碑』もある。
人は誰も『原体験』を有している。私もまた30年前十三の人々に招かれ小学校の校庭
で繰り広げられた『十三の砂山祭り』のアンソロジーな体験をした。アガペラの謡曲
は夜通し続き踊り手が一人、二人と増える様は夢か幻か。踊りの輪が過去へと繋がる。
なんとも物悲しい響きが今も胸に残る。素朴な盆踊りをいつか又見たいと思う。その
後日本海沖地震が発生、十三湖の河口で釣りをしていた人々が多数無くなった。津波
が総てを埋め尽くした。津波は今も昔も人々を襲い、命を奪い、まれに社会も奪う。
自然には勝てないのが人の世の常。津軽半島、旧市浦村での思い出が今も鮮明に蘇る。
♪十三の砂山ナーヤーエ 米ならよかろナー 西の弁財衆にゃエ ただ積ましょ
ただ積ましょ弁財衆にゃナーヤーエ 弁財衆にゃ西のナー 西の弁財衆にゃエ
ただ積ましょ ただ積ましょ・・・♪
参照#太宰治(含羞と失意の作家)探訪紀行
リニューアル再掲:津軽半島 十三湖景観(2007.08.08)
映像:十三湖に浮かぶ漁船(シジミ船)、昔は木船、今は立派なグラスファイバー船
元祖
津軽の人々は『十三湖の蜆貝』といえば知らない人はいない。早朝の蜆売りの声は
初夏の風物でもあった。蜆売りの声が聞こえるとドンブリ片手に戸口に立つ子供達、
何気ない昭和の光景。その蜆貝売りの里が此処だ。おいしい蜆汁・・・・懐かしい。
参照#十三湖名物・元祖 和歌山のしじみラーメン