Tさんの理想的な2000GTV(バリ物!) 泣く子も黙るBOMBAROSSAのデカールが
DrのエンジンもO/Hしましょうという提案にお客様は快諾して頂きました。
O/Hの内容も全てDrに任せておおまかなご予算のみ提示下さいとお願いしました。
こちらも全面的に賛同して頂き早速作業を進めることにしました。
理想的な↑カラシ色2,000GTVのエンジン
今から20年近くも昔のことでした。
Drは神戸の某所までジュリエッタスパイダーを見聞に行くために当時の愛車であるJaguar XJ6 Sr3に乗り名神を走行していたら↑カラシ2,000GTVに追い抜かれました。
その時のカラシの快音は今でも脳裏に焼き付いておりますw。
そうなんです、川崎さん?。
この快音エンジンのビルダーはあのDrが尊敬する元伊藤忠オートのFさんであのDrとの合作世界で一台のSpiderの製作者でもあります。
名神でDrと遭遇したのは同じくジュリエッタSpider見聞のために現地集合だったからです。
余談ながら見聞の後はあのランチャのレストアで有名なフルヴィアートさんにお邪魔して楽しい思い出となりました。
この理想的なエンジンを作るために今回はF氏にO/Hを依頼することにしました。
早くもバラバラですw
ジュリア105の2,000エンジンはトルクフルですが高回転域が眠たいのです。
それを改善するのは各部バランス取り(3方向?)を始めノウハウが有ります。
F氏のエンジンは低回転域からトルクフルに高域までスムーズに回ります。
Drも過去に数基ははFさんに依頼しておりその耐久性を含めた出来映えは申し分ありません。
エンジン型式「01544」は珍しい? 1750に搭載の2,000エンジン
この型式はUS仕様のエンジンですが同じ2,000ccで特に問題ありません。
拘るならオイルのディップスティック位置等が異なりオリジナル派からは若干白い目で見られるかもしれません。
しかし今回のO/Hを機にオリジナルのFtカバーで組み付けてリファイン予定です。
この辺りのセンスは私とF氏はピッタシ合います。
変ですネ~変ですネ~w 右が積まれていたの2,000エンジン(インマニの図)
この間違い探しを的中させた方はかなりのメカ通と言えます。
Drも恥ずかしながらあり合わせで過去に搭載した為知りませんでしたw。
もちろん2,000は左の大きいポートが標準ですから元に戻します。
今回の軽チューンを含めたO/H内容ですがF氏とDrの協議の結果以下の仕様になりました。
ピストン(ライナー)はオリジナルのCR10:1(※)
カムシャフトはご存じ10548ヨーロピアンカム
ピストン、コンロッド等は公差を最小限にモーメント方向もリバランス
その細部はF氏に任す
これでほぼ理想的な2,000エンジンが完成予定です。
カラシ色2,000GTV装着のIAP製と思われるヘッダーも装着予定です。
※ Drのワンポイントレッスン
CR10:1のピストンはSr4 Spider(type115)のモトロニック仕様に存在します。
(Drもこれは知りませんでした)
作業はだいぶん進んでいるようでDrも楽しみにしております。
完成の暁にはDrがレポートしますので乞うご期待下さい!