
試運転で一休みの図
アルファ専門店の店主は例外なくJr.Zがお気に入りだそうです。
とりわけGarage33のWさんはJr.Zで通勤していたそうです!。
今から20年は昔の話ですが、DrとてJr.Zはお気に入りであったのは言うまでもありましぇん

結構昔からJr.Zは数少ないながら売りました。
レストア依頼もありました。
かってはそれほど引く手あまたということは無く、陳列しても飛ぶように売れるということはありませんでした。
しかし、ここ数年Jr.Zは人気があがったようで、随分とプレミアが付いたようです。

1300モデル 若干モディファイ仕様?
なぜかJr.Zは真のオリジナル仕様と言うのは少ないようです。
オーナーが拘らないのか、触りたくなるのか、どうなんでしょう?。
また、今までのジュリアのユーザー層とも少し違うのが興味深いところです。
この個体は修理でお預かりしたのですが、数少ないJr.Zを検証してみるのも悪くあり
ません。

Zの最も美しいアングル
このJr.Zもカッティングシートで少々派手な出で立ちです。
しかし、よ~く観察すると意外とオリジナルを保ってるようです。

オリジナルです

この個体の美点は塗装が決して厚塗りではなく綺麗なことです。
レッドの色合いも鏡面も結構素晴らしいと思います。

ナルディ以外はオリジナル?
純正ステアリングが少々チープな1,300Jr用のプラ2本スポークですから、交換している
オーナーも多いようです。
座面が低くて、ヘッドレスト埋め込みがJr.Zのシートの特徴です。

オリジナルなエンジンルーム
実はエンジンは2,000に換装してあります。
ミツバの電磁ポンプはもちろんノンオリジナルです。
更に、よ~く見ると意外なモディファイ箇所があるのがお解かりでしょうか?。

電動ファンがジャストフィット?
電動ファンの是非はともかく、上手く取り付けられてるのに感心しました。
シュラウドもまさに純正品のように見えます


WEBER44/45当時物
現在鋭意O/H中ですが、フロート室にこびり付いたガソリン質に手こずっております

オーナー様は渋滞の中キャブがパーコレーションを起こしてエンストから再始動不可に
陥られたそうです。
これはアルファにしては珍しい症状ですから、もしかしたら電動ファンのアイドル時の
強烈な熱気がキャブを直撃したのではないかと思いました。
狭いエンジンルームのJr.Zですから、電動ファンが悪さをしてしまったということも
ありえるかもしれません。
もっとも確信はありませんので、キャブ熱権威のPF先生に聞いてみましょう

以上、オーナー様に敬意を表してのインプレッションです。
購入されたばかりだそうですが、売却される時はDrが買います(笑)。
今から唾を付けて置きますので他所に売らないで下さい
