先日、パキスタン南部で52℃という暑さ(熱さ?)を記録して、熱中症などで12人以上が死亡したニュースが流れました。
52℃というのは想像できません。
以前一番熱い5月にミャンマーを旅行したとき、バガンで昼過ぎ自転車を漕いでいて暑さとお昼に食べた料理のせいでフラフラになったことがありますが、そのときでも四十数度ではなかったかと思います。
ニュースでは「夜は省エネのため停電になるので冷房が使えず・・・」とありました。
昼間はちゃんと電気が使えるなら、ミャンマーやバングラデシュよりまだましかも・・・と思い、ネットのサイトでパキスタンの様子を紹介されている首都カラチ在住の方に訊いてみたところ、「とんでもない。真昼も毎日何時間も停電します。」とのこと。
そうでしょうね・・・。
停電の多い国ではジェネレーター(自家発電機)が必需品ですが、燃料費の問題があって入居者の少ないアパートでは使ってもらえないこともあるみたいです。
ミャンマーの安宿をデイユースで昼間使用したときも、窓のない部屋は真っ暗、ドライヤーも使えない・・・ということもありました。
パキスタンというと先月12日前後、ムシャラフ大統領と対立して解任されたチョードリー最高裁長官の問題で死傷者も多数でて騒然としていましたが、その後はどうなたのでしょうか・・・。
公共の場での5人以上の集会が禁止されたという話は聞きましたが、その後の続報が入らないところをみると、ムシャラフ大統領側が押さえ込んでいる状況でしょうか。
まあ、52℃にもなってくるとデモもできませんから、その意味ではムシャラフ政権には好都合でしょうか。
ムシャラフ大統領は確かに強権的な軍事政権ですが、一方で民族間の対立、イスラム勢力なども存在する国で今彼がいなくなると・・・という懸念もあります。
安定と民主化の問題は多くの国で悩ましい問題です。
写真は前記のカラチ在住の方が、チョードリー最高裁長官の問題で荒れる様子を放映する現地のテレビを撮影してネットに掲載したものの一部です。
詳しくはhttp://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10147459/ でご覧ください。
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