安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジョニー・グリフィン A BLOWING SESSION 

2008-03-08 19:33:59 | テナー・サックス

長野市のエムウェーブ(屋内スケート場、長野オリンピックの競技会場でした)で、スピードスケート世界距離別選手権が行われています。21カ国から160選手が参加しています。市内のホテルの付近では、選手や役員と思しき姿が目立ち、まったくわからない言葉(オランダ語?)が飛び交っていました。日本勢では男子500メートルで加藤選手が銅メダルを獲得しました。スケートは二人で滑走してタイムを競います。バトルですね、今夜のジャズもバトルらしいものを聴いてみます。

JOHNNY GRIFFIN (ジョニー・グリフィン)
A BLOWING SESSION (BLUE NOTE 1957年録音)

 A_blowing_session

グリフィン、ハンク・モブレイ、ジョン・コルトレーンの3人のテナー・サックス奏者の演奏を楽しめるアルバムです。ブルー・ノート・レーベルには珍しくバトルもので、テーマをグリフィン単独か、ホーン全員で吹いて、そのあとソロの受け渡しになります。興奮しっぱなしは体によくないとわかっていながら、このアルバムを聴き始めるとどうにもなりません

3人のテナー奏者の他に、リー・モーガン(tp)、ウイントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、アート・ブレイキー(ds)というもので、豪華な顔ぶれです。リー・モーガンに加えて、リズムまでそろっています。ブレイキーもソロの交換など結構派手にやっています。

「The Way You Look Tonight」では、グリフィンがものすごくエキサイティングですから、他のメンバーもそれにつられて派手で熱い演奏をしています。「All the Things You Are」を聴くと1957年の時点ですが、コルトレーンのややメタリックな音、そして細分化されたフレーズは新しさが感じられます。モブレイは、グリフィンと対照的にスピードはあるものの、落ち着いたプレイで、これはこれでいいものです。

他の2曲は、グリフィンのオリジナル「Ball Bearing」と「Smoke Stack」です。グリフィンの迫力があるプレイを久しぶりに堪能しました。



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2 コメント

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グリフィンを楽しむにはこれなんでしょうかねぇ? (bob)
2008-03-09 01:21:10
グリフィンを楽しむにはこれなんでしょうかねぇ?
僕はどうも苦手なんですね。
何と言いますか、役者が揃いすぎていて大勢で押し寄せてくる感じが…。
リズム隊なんか最高のメンツなんで、
以前CDで持っていたのですが、あまり聴かなかったです。

まあ、タイトル通りの楽しみ方をすればいいんでしょうが、
まだまだ修行が足りませんか…。

スミマセン、的はずれなコメントになってしまいました。
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bobさん おはようございます。 (azumino)
2008-03-09 08:10:53
bobさん おはようございます。

>的はずれなコメントになってしまいました。

的はずれではなくbobさんご指摘なところはあると思います。グリフィンを楽しんだり、多面性を知るなら、僕はまず「The Little Giant」や「Kelly Dancers」といったリヴァーサイド盤ですね。

このアルバムでは、フロント陣のそれぞれのソロを追いかけては喜んでいます。
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