安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

高崎市のJR井野駅前にあるクラシック音楽が流れる喫茶店「OLIVE」再訪。

2023-10-31 19:30:00 | クラシック

10月28日(土)に群響の定期公演に高崎に行きましたが、その前に、井野駅前の喫茶店「OLIVE」を訪れ、パスタのランチをいただきました。店内には、クラシック音楽が流れ、たたずまいは名曲喫茶です。

2台置いてあるグランドピアノも変わりなく、演奏会も開催されています。2台のグランドピアノが置いてある喫茶店は、長野県内では見たことがなく、いろいろな意味で群馬県の豊かさを感じました。

建物外観。すぐ目の前は、JR井野駅です。

入口。黒板に、お薦めのメニューが書いてありました。

座った席から店内。

ピアノ。

もう一台のピアノ。「DIAPSON」でした。楽器が置いてあるお店は、なんとなく落ち着きます。

店内では、コンサートも開かれています。

こちらのスピーカーから小音量ですが、クラシック音楽、弦楽合奏が流れていました。

座った席の後ろ。絵がかかっています。

こちらのお店では、マドレーヌを作って販売しています。

あずき、アーモンドあたりが気にかかりました。

メニュー。スープ、野菜サラダ、ドリンクのセットになっています。

ミートソーススパゲッティを注文。

セットのサラダとスープ。

キャベツ、キューリ、トマトなど。量がありました。

スープ。コンソメだと思いました。

ミートソースのパスタ。

ソースがたっぷり。

ドリンクは、紅茶にしました。クラシック音楽が流れる喫茶店「OLIVE」は、この先も長く続いてほしいお店です。

【OLIVE】

住所:高崎市井野町83-23
電話:027-361-0444
営業:AM11:00〜PM10:00 年中無休
ホームページ:music-cafe-olive


井上道義指揮 群響定期。ショスタコーヴィチ:交響曲第4番、モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番(ピアノ:仲道郁代)

2023-10-30 19:30:00 | クラシック演奏会

群馬交響楽団の第592回定期演奏会が、10月28日(土)に高崎芸術劇場で開催されたので、聴きました。

   

(出 演)

指揮:井上道義
ピアノ:仲道郁代
管弦楽:群馬交響楽団 (コンサートマスター:伊藤文乃)

井上道義さんは、1946年生まれで、新日本フィル音楽監督、大阪フィル首席指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督などを歴任、現在、同アンサンブル桂冠指揮者。2024年12月にて指揮活動の引退を表明している。仲道郁代さんは、ジュネーヴ国際コンクール、エリザベート王妃コンクールに入賞以降、国内外の主要オーケストラと共演、CD多数。桐朋学園大学教授。詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。

(曲 目)

モーツァルト / ピアノ協奏曲第23番 イ長調  K.288
                         第1楽章 アレグロ、第2楽章 アダージョ、第3楽章 アレグロ・アッサイ

〈休憩〉

ショスタコーヴィチ / 交響曲第4番 ハ短調 作品43                                       
                                 第1楽章 アレグレット・ポーコ・モデラート ー プレスト、第2楽章 モデラート・コン・モート、
                                 第3楽章 ラルゴ ー アレグロ

(感 想)

指揮者の井上道義さんと群響との最後の共演ということもあってか、チケットは完売でした。また、ショスタコーヴィチの交響曲第4番は、演奏会で滅多に取り上げられる曲ではないので、それを聴こうというお客様も多かったように思われました。

前半は、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番。金管楽器やティンパニが入らない編成の伴奏で、ピアノが旋律を綴り、特に第2楽章の哀感に満ちた美しい主題は、とても魅力的な曲です。ところが、今回、座った席の関係か、ピアノの音が明晰に聴こえず、輪郭がはっきりしないように感じたのは、残念でした。

ショスタコーヴィチの第4番は、巨大な編成による大迫力の大曲で、CDで予習するも難しそうで、期待せず聴き始めました。ところが、曲想は様々変化し映画的で、たまに出る弦楽器による合奏部分がメロディアスで楽しめ、また、第1楽章のプレスト部分は、井上さんの指揮に群響が応え、迫力満点ですごい演奏でした。

指揮:井上道義。(群響公式facebookからお借りしました。)

ピアノ:仲道郁代。(群響公式facebookからお借りしました。)

ショスタコーヴィチ:交響曲第4番演奏時の写真。(群響公式facebookからお借りしました。)

(カーテンコール時の様子)

拍手に応える指揮者の井上道義氏。

大編成がわかる写真です。フルートが4。木管では他に、オーボエ4、クラリネット4、バス・クラリネット、ファゴット3など。

ホルンは8本でした。

(出演者のプロフィール)

   

今回の演奏について、井上氏がブログに書いています。
その記事へのリンク:群馬交響楽団 第592回定期演奏会 | 指揮者 井上道義 オフィシャルウェブサイト (michiyoshi-inoue.com)

【井上道義 オフィシャルウェブサイト】

指揮者 井上道義 オフィシャルウェブサイト | Conductor Michiyoshi Inoue Official Web Site (michiyoshi-inoue.com)

   

【群馬交響楽団ホームページ】

群馬交響楽団 (gunkyo.com)

【あらかじめ聴いたCD】

   

モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番。ロベール・カサドシュ(p)、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団。(1959年録音)。5枚組CDのモーツァルトピアノ協奏曲集の中に収録されているもの。弱音の美しさ、モーツァルトらしいリズムの闊達さで、この協奏曲集はお気に入りです。

   

ショスタコーヴィチ:交響曲第4番。ルドルフ・バルシャイ指揮ケルン放送交響楽団。1992~2000年録音のショスタコーヴィチ交響曲全集に収録。


ジェイソン・マーシャル「NEW BEGINNINGS」、長野市「金龍飯店」の焼きそばとエビワンタンセット。

2023-10-29 19:30:00 | その他木管楽器

中華料理を食べたくなり、長野東急デパートにある金龍飯店でワンタンセットをいただきましたが、焼きそばとエビワンタンという組み合わせが抜群に良かった。最近録音された抜群のアルバム。

JASON MARSHALL (ジェイソン・マーシャル)
NEW BEGINNINGS (CELLAR MUSIC 2022年録音)

    

バリトン・サックス奏者のジェイソン・マーシャルは、ロニー・キューバーやゲイリー・スマリアンに師事し、ここ20年くらいニューヨークで活躍を続け、ロイ・ハーグローブ・ビッグバンドやバードランド・ビッグバンドで演奏しています。本作は、彼の3作目で、バリトン・サックスのワンホーンアルバム。

メンバーは、ジェイソン・マーシャル(bs)、マーク・キャリー(p)、ジェラルド・キャノン(b)、ウィリー・ジョーンズ三世(ds)。マーシャルは、本作ではバリトン・サックスに専念していますが、テナー・サックスやフルートも演奏するマルチプレイヤーです。

曲目は次のとおり。

Recordame (Joe Henderson)
2  I Could Write A Book (Richard Rodgers)
3  Airegin (Sonny Rollins)
Black Orpheus (Luiz Bonfá)    【黒いオルフェ】
Peggy's Blue Skylight (Charles Mingus)
Ms. Garvey, Ms. Garvey!! (Jason Marshall)
Fallen Feathers (Quincy Jones)
I'll Never Stop Loving You (Nicholas Brodszky)
ジャズ・オリジナルのジョー・ヘンダーソン作「Recordame」やソニー・ロリンズ作「Airegin」、スタンダード曲の「I Could Write A Book」や「Black Orpheus」、ジェイソン・マーシャルの自作が1曲と、バラエティに富んでいます。

ジェイソン・マーシャル(bs)は、逞しい音色で、ハードバップをベースに、スインギーかつブルージーに吹いていて、とても好感を持ちました。リズムセクションもドライブしている快作だと思います。最初からマーシャル(bs)のパワー全開の「Recordame」、高速アドリブがスリリングな「Airegin」あたりがハイライトですが、可愛い曲想をゴリゴリのバリトンで綴っていくところが微笑ましい「I Could Write A Book」なども面白い。「Black Orpheus」のソロをはじめ、マーク・キャリー(p)のピアノも聞き逃せません。  

   

ライナーノートにある録音時の写真。

【Jason Marshall ホームページ】

Jason Marshall (jasonmarshalljazz.com)

(参考)本作から「Airegin」が聴けます。

Airegin - YouTube

 

【長野東急デパート7階 金龍飯店】

住所:長野県長野市南千歳1-1-1 ながの東急百貨店
電話:026-224-4028
ホームページ:金龍飯店 (kinryuuhanten.com)

入口

ショーケースにあるワンタンセットの模型。

店内

焼きそばとエビワンタンセット。

五目といってもいいくらい餡がかかっています。白菜、ニンジン、タケノコ、きくらげ、豚肉などが入っていました。

麺は細めで、ラーメン用のものかもしれません。

エビのワンタン。意外にボリュームがあります。

ワンタンも美味しいのですが、スープがたっぷりで嬉しい。

デザート。焼きそばとワンタンの組み合わせは、とても相性がよく、美味しくいただきました。


信州でスープカレーが食べたい、松本イオン内の「ビストロヒカリヤ」。

2023-10-28 19:30:00 | グルメ

『信州でスープカレーが食べたい』と題して、札幌発祥のスープカレーを食べれる県内のお店を探しています。今回、専門店ではありませんが、松本イオン内の「ビストロヒカリヤ」が提供しているのを発見。

ビストロヒカリヤは、洋食のお店ですが、「スープカレー」は一番人気のようです。チキンと季節の野菜が具材で、やや粘り気のあるスープは複雑な味がからみ、美味しかった。珈琲をスタバでいただきました。

お店の外観。

店内。夕食に少し早い時間なので空いています。

スープ。スープカレーには、スープとサラダがセットでつきます。

スープカレーとサラダ。

色とりどりで、野菜の種類が豊富なサラダでした。

季節の野菜のスープカレー

チキンは小さめに切ったものが入っています。スープはスパイスを効かせた、やや辛めのものでしたが、特にごはんにかけて食べると美味しい。

季節の野菜。ナス、ピーマン、カボチャ、インゲン。

ビストロヒカリヤのすぐ上の階に「スターバックス珈琲」がお店を出していました。ここは初めて入店。

店内は、細長い空間で、大型店ではありません。パソコンの電源は、ここではとれないようでした。

ヒカリヤのスープカレーで、体が温まってやや暑かったので、アイスコーヒーを注文。

wifiの電波は、スターバックスコーヒーのものではなく、イオンモールのものが使えます。

【ビストロヒカリヤ BISTRO HIKARIYA】

住所:長野県松本市中央4丁目9-51 イオンモール松本 晴庭1F
電話:0263-88-7373
ホームページ:BISTRO HIKARIYA | ビストロヒカリヤ (hikari-ya.com)


ロニー・マシューズ「SELENA'S DANCE」、デニーズ50周年記念スペシャルメニュー。

2023-10-27 19:30:00 | ピアノ・トリオ

ファミレスの「デニーズ」が、創業50周年(1973年11月に会社設立、74年4月に1号店出店)を迎えるので、名店とコラボした記念メニューが販売されていて、その第1弾をいただきました。名曲中心のアルバムを。

RONNIE MATHEWS (ロニー・マシューズ)
SELENA'S DANCE (TIMELESS 1988年録音)

   

ロニー・マシューズ(p, 1935~2008年)は、好きなピアニストの一人で、過去に拙ブログで2作(リンク1リンク2)取り上げました。マックス・ローチ(1963~68年)やアート・ブレイキーのジャズメッセンジャーズ(1968~69、75年)のサイドメンを務めています。本作は、オランダのレーベル「TIMELESS」に録音したピアノトリオ作品です。

メンバーは、ロニー・マシューズ(p)、スタッフォード・ジェイムス(b)、トニー・リーダス(ds)。スタッフォード・ジェイムス(Stafford James, 1946~)は、「Stella by Starlight」におけるソロをはじめとして、実力を発揮しています。

曲目は次のおとり。

1  In a Sentimental Mood (Duke Ellington)
2  My Funny Valentine (Richard Rodgers)
3  Stella by Starlight (Victor Young)  【星影のステラ】
4  Selena's Dance (Ronnie Mathews)
5  Body and Soul (Johnny Green)   【身も心も】
6  There Is No Greater Love (Isham Jones)
7  Blue Bossa (Kenny Dorham)
8  Fee Fi Fo Fum (Wayne Shorter)
4の「Selena's Dance」がロニー・マシューズのオリジナルですが、あとの7曲は、有名スタンダード曲とジャズオリジナルです。

ロニー・マシューズ(p)は、マッコイ・タイナー(p)のプレイを承継しているピアニストで、本作ではマシューズ自作の「Selena's Dance」で、モーダルで熱いプレイが聴けます。しかし、その他の曲では、端正といってもよい、メロディアスで、自然な和音を用いたプレイに終始しています。とはいっても、バラードの「In A Sentimental Mood」では、中間部でミディアムテンポにしたり、「My Funny Valentine」を早めのボサノヴァでやったり、「Blue Bossa」では胸のすくようなシングルラインプレイを行っていて、楽しめるアルバム。

(参考)本作から「In A Sentimental Mood」が聴けます。

Ronnie Mathews Trio - In A Sentimental Mood - YouTube

 

【デニーズ長野若里店】

住所:長野県長野市若里7-6-7
電話:080-3218-3635
ホームページ:デニーズ公式サイト - いらっしゃいませ、デニーズへようこそ (dennys

お店の外観

店内



50周年記念スペシャルメニュー。シェフのおすすめ 3品セット。

今回デニーズとコラボしたのは「REGALO」の小倉知巳シェフ

1977年、東京都生まれ。大学時代に調理師免許を取得し、都内のイタリアンレストランで1年勤務。ミラノ近郊の都市ベルガモでのスタージュを経て、アロマフレスカグループでは2年間料理の基礎を学ぶ。2008年9月、富ヶ谷に「REGALO」をオープン。2014年4月、参宮橋に移転し2017年に一つ星を獲得、現在に至る。

サラダ 「ローストポークスライスとルッコラのインサラータ」。ついているパン(バゲット)が特に美味しかった。

ローストポークのスライス。

スープ 「卵と玉ねぎのズッパ」。

かきたまスープをオニオンスープでデニーズ風にアレンジした「卵と玉ねぎのズッパ」だそうです。このスープは、なかなかの傑作だと思いました。パンにつけても良かったです。

スパゲッティ 「海老のマリナーラ」

パスタは、トマトとアンチョビ、にんにくで味付けされているそうです。僕にはにんにくが効き過ぎでしたが、一般にはまずまず美味しいのではないかと思いました。