昨晩、松本市内で昔の仕事仲間と大宴会をやってしまいました。5時から飲み始めて、終わったのが11時です。僕を別にしてお酒が強い連中が集まっているのと、女性メンバーの一人がちょうど誕生日だったせいでもあります。メンバーの中にクラシックが好きな人がいて、ショパンやシューマンが話題に上りました。今日は、クラシックよりともとれる作品を聴いてみました。
CHICO HAMILTON (チコ・ハミルトン)
GONGS EAST! (WARNER BROS. 1958年録音)
チコ・ハミルトン(ds)のグループは、軽快にスイングすることに加え、管楽器とチェロが織りなす室内楽的サウンドがさわやかで、日曜日の午前中にもマッチします。また、このグループにはエリック・ドルフィーが在籍していました。サウンドの面白さと、ドルフィーのソロを求めて、ごくたまにですが、チコの作品を聴きます。
メンバーは、C・ハミルトン(ds)、Dennis Budimir(g)、E・ドルフィー(as,fl,cl,bcl)、ネイサン・ガーシュマン(cello)、ワイアット・ルーサー(b)という、ウエストコーストにあっても特異な編成です。しかもここでは、チコはジャケット写真にあるとおり銅鑼もたたいていますが、効果のほどはどうでしょうか。
曲目は、比較的知られている「Beyond The Blue Horizon」、「Long Ago 」、「Passion FLower」に、ジェラルド・ウィルソン作「Where I Live」、C・ハミルトン作「Gongs East」、フレッド・カッツ作「Nature By Emerson」、ナット・ピアース作「Far East」など全10曲。
「Beyond The Blue Horizon」は、軽くよくスイングするという特長が伺え、「Gongs East」は、チコの東洋趣味が反映されたものでしょう。同曲でドルフィーはバスクラを吹きます。「Long Ago」の陰影をつけたアンサンブルがクラシックよりです。「Nature By Emerson」は、ドルフィーがアルト・サックスにより長いラインのソロをとり、「Far East」では、幻想的なテーマに続く舞い上がるようなフルート・ソロに快感を覚えます。
【松尾寺】
日帰り温泉の帰りに松尾寺山公園(安曇野市穂高有明)によったところ、フジとボタンがちょうど咲いていたので撮りました。松尾寺は本堂が国指定重要文化財になっています。フジ棚は70メートル、ボタンは1000株あるそうです。フジもボタンも白色の花もありました。