9月23日の祝日、日帰り温泉に行った際、松川村にある「安曇野ちひろ美術館」に寄ってみました。いわさきちひろの生涯や作品の展示、外国の絵本作家の作品なども展示されていました。この美術館の特徴は、広い庭園が整備されていて、周囲の景色と溶け込んでいるところだと思います。全国から人が訪れる人気スポットですが、美術館自体はもちろん、いろいろな楽しみ方ができます。多彩な歌が聴けます。
NICOLE HENRY (二コール・ヘンリー)
THE VERY THOUGHT OF YOU (Banister 2005~2007年録音)
二コール・ヘンリーは、マイアミ大学で、広告と演劇を学び、モデルや女優、R&Bシンガーとして活動。ジャズを歌うようになって、2004年にはファースト・アルバム「The Nearness of You」を録音し、これが評判を呼びました。2005年4月に初来日して、来日も重ねていて、今年の夏のコットン・クラブ出演時の様子を見ると、スケールが大きく、ソウルフルな歌い方をしています。
4回に分けて録音されていて、メンバーは、二コール・ヘンリー(vo)、ブライアン・マーフィー(p)、マイク・オルタ(p)、Joul Schneider(p)、Jamie Ousley(b)、Poul Shewchuk(b)、Danny Burger(ds)、Orlando Hemondez(ds)などです。ギターやキーボードも使っています。編曲は、基本的に4ビートですが、ポップス調のものもあります。
曲は、スタンダードが「That's All」、「Almost Like Being in Love」(恋をしたみたい)、「I Can't Be Bothered Now」、「What'll I Do」、「All The Way」、「The Very Thought of You」、「I'm Gonna Lock My Heart」、「At Last」、「Make It Last」、「Moon River」(日本盤のみのボーナストラック)。アントニオ・カルロス・ジョビン作のボサノヴァ「Water of March」(3月の水)、K.J.デナート作でポップス調の「I Found You」、二コール・ヘンリーとジェイムズ・マッコラム作「All That I Can See」の全13曲。
本作は、二コール・ヘンリーの3作目で、ジャズ色が濃いものです。彼女は、なめらかでききやすい声を持ち、声量があり、リズムへの乗りがよい本格的な歌手です。抑え気味に出て、ピアノソロを挟んで後半盛り上げる「That's All」やスインギーな「Almost Like Being in Love」がジャジー。ボサノヴァの「Waters of March」やコンテンポラリー系の「I Found You」なども快調ですが、バラード「I Thought About You」はピアノ伴奏だけでしっとりと歌われ、スローテンポのものもなかなか聴かせます。
【安曇野ちひろ美術館】
所在地:長野県北安曇郡松川村西原3358-24
ホームページ:安曇野ちひろ美術館ホームページ
美術館の建物の前には芝生広場があります。右から2番目の屋根のところが入り口です。