安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

高崎市倉賀野のジャズ喫茶「蔵人(クラート)」を営業再開後初めて訪れました。

2024-09-14 19:30:00 | ジャズ喫茶

高崎市倉賀野のジャズ喫茶「蔵人」(クラート)は、2019年2月に閉店したのですが、事業承継が行われ、2024年1月から5年振りに営業を再開しています。先日、初めて再オープンしたお店に入りました。

スピーカーの音量は大きく、ガンガン鳴らしていました。ブレンドコーヒーを注文し、かかったレコードに耳を傾けました。なお、店内は、レコードジャケットと飲食物以外は撮影禁止です。

現在は、土日の営業です。「OPEN」していて良かった。

看板

お店の外観

入口

撮影のことを伺ったら、レコードジャケットは良いと言うことなので、撮影。ソニー・ロリンズの「橋」(RCA)がかかりました。

続いて、ジョン・パットン「Let 'Em Roll」(Blue Note)がかかりました。

注文したのはブレンドコーヒーです。丁寧にドリップしているようで、雑味がないまろやかな美味しい珈琲でした。

珈琲

おまけで、クッキーがついてきました。

【蔵人(クラート)】

住所:群馬県高崎市倉賀野1602-1
電話:090-5840-7739
ホームページ:アイ|群馬県 高崎市 ジャズ喫茶「蔵人」(@JazzKissaClart)さん / X

(参考サイト)

ジャズ喫茶巡礼「田舎でジャズ喫茶」其の三 ジャズ喫茶蔵人(クラート)(群馬県高崎市) |Jaz.in (jazin.net)

上記サイトから、店内写真をお借りしました。

いろいろな機材が並んでいます。離れて座ったので、どのスピーカーから音がでているか、よくわかりませんでした。この写真は、明るめになっていますが、実際には、店内は暗めです。

なお、使用機材は次のようです。

プレーヤー  Technics SP-10MkⅡ
パワーアンプ Mark Levinson ML-3
プリアンプ  Mark Levinson ML-7L
スピーカー  JBL Project K2 S9500


長野駅ビル「MIDORI」3階「ポムの樹」で、ポム豚かつのハヤシソースオムライス。

2024-09-13 19:30:00 | グルメ

先日、とんかつを食べたくて、長野東急デパート内の「まい泉」に行ったのですが、早い時間に閉店していたので、「ポムの樹」にとんかつの乗ったオムライスがあることを想い出して、長野駅ビルへ。

飲食店街は、どちらのお店も混んでいましたが、すんなり「ポムの樹」に入れました。『ポム豚かつのハヤシソースオムライス』などを注文。衣が薄いトンカツで、意外に美味しくて、満足しました。

長野駅ビル「MIDORI」の3階飲食店街にきています。ポムの樹の入口。

店内。カジュアルな造りで、一人でも入りやすい。女性一人のお客様が数人いました。

奥の方です。カウンター席もありました。

セットも注文したので、まずセットのサラダとアイスティーがきました。併せて、サービスだという味噌汁もきました。

サラダ。キューリやレタス、ピーマンなど。量的には少なめです。

サービスの味噌汁。単品だけ注文する場合、これがあった方がいいかもしれません。

セットのドリンクは、アイスティーにしました。あっさりとしていて、オムライスに合っている気がしました。

ポム豚かつのハヤシソースオムライス。オムライスは、SSサイズにしました。ごはんの量はお茶碗1.3杯分だそうです。SSでお腹いっぱいになりました。

ハヤシソースがかかったとんかつ。結構大きい。

衣が薄めで、厚めのとんかつでした。まずまずです。

オムライス。

チキンライスを包んだ卵焼きが厚めです。かなりバターが効いている感じの味でした。満腹になりました。

窓からは、長野駅前の様子が見えます。明るく調整してあります。

【ポムの樹 MIDORI長野店】

住所:長野市南千歳1-22-6
電話:026-219-6114
ホームページ:ポムの樹 MIDORI長野店 - 長野(長野電鉄)/オムライス | 食べログ (tabelog.com)ポムフードグループ (pomunoki.com)


市川崑監督、役所広司主演の映画「どら平太」、その原作の山本周五郎著「町奉行日記」(新潮文庫)。

2024-09-12 19:30:00 | 映画・DVD・テレビ

山本周五郎の時代小説を、たまに読んでいます。作風は幅広いですが、「町奉行日記」は、明るい世直し小説で、気軽に読めます。その映画(DVD)があったので、レンタル店から借りてきて、観ました。

   

DVDのパッケージ

(概要)

ある小藩の江戸からきた新任町奉行の望月小平太は、ふるまいは放埒を極め、“どら平太"というあだ名がついていた。この藩の壕外(ほりそと)と呼ばれる一画では、密貿易・売春・賭博・殺傷が横行しており、三人の親分が権力を握っている上、藩の城代家老たちとも長年結託していた。どら平太に与えられた任務は、この腐敗を正すことだった。“飲む・打つ・買う"独特のやり方で、次第に敵の懐に入り込むどら平太・・・。

(出 演)

役所広司、浅野ゆう子、片岡鶴太郎、宇崎竜童、大滝秀治、菅原文太、石倉三郎、石橋蓮司、岸田今日子、江戸家猫八など。

(スタッフ)

監督:市川崑
原作:山本周五郎「町奉行日記」
脚本:黒澤明、木下惠介、市川崑、小林正樹

2000年公開

(感 想)

痛快娯楽時代劇という趣の映画で、まずまず楽しめました。物語は、わかりやすいもので、ストーリー展開も早いです。例えば、三人の親分が、どら平太に屈服していくところは、殺陣もありますが、とんとん拍子に進み、あっさりとしています。

主演の役所広司さんの演技は、もちろん悪くないのですが、悪役の菅原文太さん、石橋蓮司さんの演技が板についていて、役柄に同化しているように思われました。さすがというか、存在感も素晴らしい。

殺陣の場面すべてが、真剣による切り合いではなくて、みねうちによっていて、血が流れない演出になっていました。その他、コメディタッチの部分もあって、全体に明るめのエンタメ映画でした。

(映画の場面から)

(参考)短いですが、映像を観ることができます。

どら平太(2000年) 特報 (youtube.com)to

(以下映画の場面を撮影したもの)

トリミングもしてあるので、元の画面と多少違いがあります。

どら平太が、重役のまえで、上様(殿様)の書状を読み上げているところ。

家老役の大滝秀治。とぼけた味を出していました。

手前の橋を渡ると、壕外(ほりそと)と呼ばれる一画になります。どら平太はそこへ入り込みます。

きれいどころに囲まれるどら平太(役所広司)。

壕外(ほりそと)を取り仕切っている3人の親分。一番手前が、菅原文太、左側に石橋蓮司。

江戸からどら平太を追いかけてきた芸者役の浅野ゆう子。

 

【山本周五郎著「町奉行日記」(新潮文庫)】

   

カバー表紙

(本書の内容)

   

(著者紹介)

   

(感想など)

山本周五郎の時代小説は、人情の機微を描きながら、人としてどうあるべきかという命題に向きあった重厚なものが多いように思います。「町奉行日記」が収録された、この短編集は親しみやすい。


サンエイムック男の隠れ家ベストシリーズ「昭和レトロ喫茶めぐり」を観て、長野市の純喫茶「幸」を訪れました。

2024-09-11 19:30:00 | 喫茶店・カフェ

書店で雑誌のコーナーを見ていたら、「昭和レトロ喫茶めぐり」という面白そうな冊子(いわゆるムック)があったので、購入しました。全国のレトロ喫茶が106店紹介されています。

「軽井沢の老舗喫茶探訪」や、「音を楽しむ喫茶店」という特集もあって、役にたちそうです。出かけたみたいお店をピックアップするとともに、紹介されていた長野市の「幸」(ゆき)を訪ねてみました。

   

表紙

(以下、出かけてみたい喫茶店です。)

旭川市「珈琲亭 ちろる」。三浦綾子さんの小説「氷点」に登場するお店だそうです。

仙台市「Peter Pan」。ロックがかかるお店で、レコードコレクションが3万枚あるそうです。

   

長野市「幸」。長野駅に近い地元のお店。先日、久しぶりに寄ってみました。

   

特集の一つ「軽井沢の老舗喫茶探訪」。全部で5軒紹介されています。うち3軒は入ったことがありました。

   

軽井沢町「ブロンコ」。駅の近くですが、入ったことがないので、入ってみたい。

   

音を楽しむ喫茶店という特集もありました。

   

北千住「Birdland」。是非寄ってみたい。

   

吉祥寺「BAROQUE」。名曲喫茶ですが、かつてのジャズ喫茶「メグ」の下の階にあるはず。

   

京都市「じーの」。ジャズが流れている2006年開店の新しいお店です。京都にも久しく行っていないので、一度出かけたい。

 

【幸(ゆき)】

住所:長野市南千歳1-3-11
電話:026-228-5658
ホームページ:幸 - 長野(長野電鉄)/喫茶店 | 食べログ (tabelog.com)

   

このビルの二階が「幸」です。 

 

入口

カウンター席。先ほどまで、ここにもお客様がいました。

座った席から店内。窓際の真ん中あたりに座りました。

マスターが竹で作った細工品。

紅茶のメニュー

食べ物のメニュー。

小腹が空いていたので、ナポリタンを注文。ソーセージが入った懐かしい味です。

セットのドリンクは、アイスコーヒーをいただきました。若いお客様が4~5人いて驚きました。紅茶のメニューが豊富ですが、クリームソーダなど冷たいものも充実しています。


テディ・エドワーズ「TEDDY'S READY」、群馬県前橋市のジャズ喫茶「木馬」で楽しい一時。

2024-09-10 19:30:00 | テナー・サックス

6月初めに出かけて以来3ヶ月ぶりに前橋市のジャズ喫茶「木馬」を訪れました。マスターの根岸さんはお元気で、今回は、オリジナル盤のレコードをじっくりと聴かせていただきました。じっくりと聴きたい一枚を。

TEDDY EDWARDS (テディ・エドワーズ)
TEDDY'S READY (Contemporary 1960年録音)

   

テディ・エドワーズ(ts, 1924~2003年)は、マックス・ローチ=クリフォード・ブラウン・グループのメンバーだったことが知られていますが、コンテンポラリー(Together Againの記事へのリンク)やザナドゥ(Feelin'sの記事へのリンク)などにリーダー作があります。

本作は、1959年からレギュラーメンバー4人により活動していたコンボによる録音。メンバーは、テディ・エドワーズ(ts)、ジョー・カストロ(p)、リロイ・ヴィネガー(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。この時期、ビリー・ヒギンズは、オーネット・コールマンとも共演しています。

(英文表記)Teddy Edwards(ts)、Joe Castro(p)、Leroy Vinnegar(b)、Billy Higgins(ds)。

曲目は次のとおり。

1  Blues in G (Teddy Edwards)
2  Scrapple from the Apple (Charlie Parker)
3  What's New? (Johnny Burke,  Bob Haggart)
4  You Name It (Teddy Edwards)
5  Take the  A Train (Billy Strayhorn)
6  The Semon (Hampton Hawes)
7  Higgins' Hideway (Teddy Edwards)
テディ・エドワーズの自作が3曲、あとの4曲は、スタンダードの「What's New?」、スタンダード化している「Take the A Train」(A列車で行こう)と、C・パーカーとH・ホーズのよく知られたオリジナル曲。

ロサンゼルスにおける録音ですが、よくスイングして、グルーヴィーなハードバップアルバム。テディ・エドワーズ(ts)の深みのある音色や迫力、ジョー・カストロ(p)の軽妙なスイング、リロイ・ヴィネガー(b)のしなやかなビート、ビリー・ヒギンズの心地よいドラミングと、カルテットのメンバーが粒ぞろい。中でも、4人の息がよくあっていると思われる「Scrapple from the Apple」やテディ・エドワーズのソロが聴きものの「The Semon」が特に印象に残ります。

(参考)本作から「The Sermon」が聴けます。

Teddy Edwards Quartet - The Sermon - 1960 (youtube.com)

 

【木馬でジャズレコード三昧】

住所:群馬県前橋市下小出町2-1-12
電話:027-231-6520
ホームページ:木馬 - 中央前橋/喫茶店 | 食べログ (tabelog.com)

お店の外観。離れて撮影してみました。

座った席からスピーカーなどを撮影。アルテックを使用。

カウンター

窓際には、置物が飾ってあります。

 

入店時には、ジュニア・マンス「That's Where It Is!」(Capitol)がかかっていました。以下、全てオリジナル盤レコードです。

ジョー・ニューマン「Jive at Five」(Swingville)。

1978年に、ベニー・カーターオールスターズで、ジョー・ニューマンが来日していす。この写真は、群馬県におけるコンサートの模様をマスターが撮影したもの。それにしても、メンバーが凄くて、どんな音が鳴っていたか、想像するだけでも楽しくなってきます。

レッド・ガーランド「Soul Junction」(Prestige)。最高です。ジャケットは傷んでいるけど、盤の状態がすごく良かった。

ハリー・エヴァンス「Someday We'll Be Together Again」(RST Records)。ハリーは、ビル・エヴァンスのお兄さんです。ビルの演奏に似ています。

コカ・コーラを注文。珈琲も飲みましたが、撮り忘れました。

大きな氷の塊が入っています。それがジャズ喫茶らしくて、良いです。仙台のジャズ喫茶「カウント」も同じような提供の仕方です。木馬にまた出かけたい。