先日、むさしの森珈琲長野若里店へ寄り、夕食に季節のコースをいただきましたが、デザートのパンケーキが美味しくてお腹いっぱいに。デザートではありませんが、ゲストのヴォーカリストが良かった作品。
SPIKE ROBINSON (スパイク・ロビンソン)
SPIKE ROBINSON IN TOWN (HEP 1986年録音)
スパイク・ロビンソン(ts, 1930~2001年)は、米国の生まれで、兵役を経て英国で演奏活動を行い、録音も行っているようですが、米国に戻った後、コンピューターエンジニアとして30年間を過ごし、たまに演奏も行っていました。1981年からフルタイムのミュージシャンとなり、主に英国で活躍し、これも英国録音。
メンバーは、スパイク・ロビンソン(ts)、ブライアン・レモン(p)、レン・スキート(b)、アラン・ガンリー(ds)、エレイン・デルマー(vo)。ロンドンにおける録音で、サイドメンはは英国のミュージシャン。エレイン・デルマーは、1939年生まれで、今年2025年1月にロンドンのロニー・スコッツ・クラブに登場するなど現役です。
(英文表記)Spike Robinson(ts)、Braian Lemon(p)、Len Skeat(b)、Allan Ganley(ds)、Elaine Delmar(vo)。
曲目は次のとおり。
1 Too Close for Comfort (Jerry Bock, Larry Holofcener, George David Weiss)
2 You've Changed (Bill Carey, Doris Fisher)
3 Just One of Those Things (Cole Porter)
4 In a Sentimental Mood (Duke Ellington, Manny Kurtz, Irving Mills)
5 'S Wonderful (George Gershwin, Ira Gershwin)
6 Get Out of Town (Cole Porter)
7 Little Girl Blue (Lorenz Hart, Richard Rodgers)
8 Young and Foolish (Albert Hague, Arnold B. Horwitt)
9 Will You Still Be Mine? (Tom Adair, Matt Dennis)
コール・ポーター、リチャード・ロジャース、ガーシュインの曲などスタンダードが選曲されています。エレイン・デルマー(vo)の歌が、トラック3~5とトラック8に入ります。
スパイク・ロビンソン(ts)については、以前にも2作取り上げました(その記事へのリンク 1 , 2 )が、今回は、ヴォーカルも良かった本作をアップしました。「Too Close For Comfort」では、ロビンソン(ts)が張りのある音色でスイングしていて楽しく、歌入りでは、バラードの「In A Sentimental Mood」におけるエレイン・デルマー(vo)のクールな歌、ロビンソン(ts)のニュアンスに富んだ間奏が素晴らしい。「Get Out of Town」では、ロビンソン(ts)のソロにはズート・シムズを髣髴とさせるフレーズが登場し、ズートファンの僕にはたまりません。