5月13日に甲府で行われたロバータ・ガンバリーニ(vo)のライブでジェブ・パットン(p)を初めて聴きましたが、その際の演奏がよかったので、上田市で行われた彼のライブを聴きに行ってきました。
(出 演)
JEB PATTON (p) (ジェブ・パットン)
中村健吾 (b)
KAZUE PATTON (vo) (カズエ・パットン, 5曲)
ジェブ・パットン(p)。至近距離で聴いていました。ペダル操作までわかりましたが、左も多く使っていたのが印象的でした。
左に中村健吾(b)、右にカズエ・パットン(vo)。
(曲 目)
1 Zac (サド・ジョーンズ)
2 I'll Never Stop Loving You (ニコラス・ブロズスキー)
3 Love Walked In (ジョージ・ガーシュイン)
4 ショパンのノクターン 13番
5 Just in Time (ジュール・スタイン) (歌:Kazue Patton)
6 Violet For Your Furs (マット・デニス) (歌:Kazue Patton)
7 Orpheo's Wish (ジェブ・パットン)
8 Overtime (フィニアス・ニューボーン)
<休憩>
1 Long Ago and Far Away (ジェローム・カーン)
2 Everything I Love ( コール・ポーター)
3 This Can't be Love (リチャード・ロジャース)
4 Li'l Darlin' (ニール・ヘフティ) (歌:Kazue Patton)
5 Wave (A.C. ジョビン) (歌:Kazue Patton)
6 Royal Garden Blues (クラレンス・ウィリアムズ)
7 Fly with The Wind (ラッキー・トンプソン)
8 When I Fall in Love (ヴィクター・ヤング) (歌:Kazue Patton) 【アンコール曲】
(感 想)
ジェブ・パットン(p)と中村健吾(b)によるデュオ中心に、真摯で熱くなるジャズを演奏してくれたライブでした。パットンはストライド奏法や両手ユニゾンによるプレイもしばしば行い、テクニシャンでもあるようでした。初めて中村さんのベースを聴きましたが、ソロも素晴らしく、さすがにトップクラスのミュージシャンです。
最初の「Zac」や「Love Walked IN」は小気味よく、ショパンのノクターンは、よいバラードに編曲されていました。まさかのフィニアス・ニューボーンの「Overtime」は、スピード感がありスリリングで、ハイライトでした。 後半では、最初の3曲のスタンダードが軽快で、中でも「This Can't Be Love」での中村さんのウォーキングベースがリズミカルで痺れました。
ジェブ・パットンの奥様のKazueさんは、5曲歌いましたが、意外によくて驚きました。アルトヴォイスで、丁寧に歌っていて、ちょっと峰純子を想いだしました。今回のツァーは、ジェブの奥様の一恵さんの郷里である上田からのスタートであり、会場にはご両親や知り合いの方がお見えになり、アットホームな雰囲気も漂っていました。
ベースの中村さんの好演もあり、リズム面もよかったのですが、全国9公演のうちドラムスが入る大阪や東京のステージを聴ければさらによいなあと思いながら長野行きの新幹線に乗り込みました。
演奏終了後の挨拶
【今回のツァーのチラシ。裏面にスケジュールが掲載されています。】
【レストラン柴崎】
住所:長野県上田市中央2丁目12−1
電話:0268-23-4839
ホームページ:レストラン柴崎 (食べログのページです)
外観。かなり大きな建物です。
入口。
ライブメニュー。飲み物のメニューは別にあります。
生ビールをいただきました。本日の料金にワンドリンクが含まれていて、このビールもワンドリンクとしていただけました。ちょっと得した気分です。
夕食に、ホタルイカと菜の花のアンチョビスパゲッティを注文。なかなかいい味で、美味しくいただきました。
後半は珈琲を飲んでいました。