先週の金曜日に長野県下伊那郡大鹿村に行ってきました。大鹿歌舞伎で有名な村ですが、ブルーベリーや大豆の栽培なども盛んです。温泉があって、少量ですが、そこから塩も作られています。売店で、ブルーベリーのジャムとジュースに山塩も買いました。いずれも、地元で加工されていて、すっきりとした味わいです。爽やか系統のアルバム。
ROY HAYNES (ロイ・ヘインズ)
PEOPLE (Pacific Jazz 1964年録音)
レスター・ヤングやチャーリー・パーカーとの共演をはじめ1940年代から活躍を続けてきた、ロイ・ヘインズ(ds)の息の長さには感嘆すべきものがあります。ジョン・コルトレーンやマイルス・デイビス、スタン・ゲッツ、パット・メセニーなどとの共演があり、非常にフレキシブルなドラマーです。
このアルバムは、それほど知られていませんが、アルト・サックスのフランク・ストロージャーをフューチャーして、当時の映画やミュージカルからのナンバーを取り上げた親しみのあるもので、小粋な作品。メンバーは、ロイ・ヘインズ(ds)、フランク・ストロージャー(as,fl)、サム・ドッケリー(p)、ラリー・リドレー(b)。ストロージャーは、3曲でフルートも披露しています。
おなじみの曲が多いですが、新しいものも選曲されています。「Invitation」、「The Party's Over」、「What Kind of Fool Am I」、「People」、「Softly As In A Morning Sunrise」(朝日のようにさわやかに)、「Wives And Lovers」(素晴らしき恋人たち)、「Alone Together」、「Jamaica Farewell」、「Shanty In Old Shantytown」、「Mr.Lucky」の10曲。ミュージカル「ファニー・ガール」からの「People」、ジャック・ジョーンズのヒット曲「「Wives And Lovers」は、当時の最新の曲です。
ヘインズは、大げさなところがなく、繊細で多彩なプレイをしています。ラテン・リズムを用いたりで、ドラムスだけに注目して聴いても面白い。ストロージャーは、それぞれ、テーマをきちんと吹いていますが、「Invitation」、「Alone Together」でのアルトによるソロは短いながら熱が入ったもの。ストロージャーがフルートを吹く「Wives and Lovers」、ドラムスが華やかで楽しい「Jamaica Farewell」など、重くならない爽やかな演奏は、夏のこの時期向きです。
【信州大鹿村 特産品】
ブルーベリー・ジャム、ブルーベリー・ジュース、山塩。ブルーベリー・ジュースは、炭酸水で割って飲むといいとお店の方が教えてくれました。また、山塩は、岩塩ではなくて、鹿塩温泉で、湧出している温泉(塩分が入っています)から作ったもの。
【大西公園から南アルプス方面遠望】